主夫であることへの葛藤

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妻が仕事上海外転勤になり、子供もまだ20ヶ月程度。故に自分は職を辞し家族一緒に渡英したのだが、本当は自分も仕事を続けたかったことは今でも変わりはない。

FBのポストに上がってくるポストは仕事のリア充で溢れている。自分の会社が大きなった、資金調達した、もしくは自分の仕事が実を結んだ、転職しより良い仕事を得られたetc.

はあそうですか。ため息が出る。まったく今の自分には関係ない。

先日はロンドンで母校となる大学のアルムナイパーティがあり、参加したところ、これまた気分が鬱になった。皆さん大手の商社や金融で活躍される錚々たる面々。交換する名刺もない自分はただの無職のオヤジでしかない。肩身が狭く感じた。相手の方には全く非はない、ただ、自滅してる自分が悪いだけだ。とはいえ、こういったキラキラした場所で社会の流れに抗うのは心がしんどい。

私は毎日子供の様子をつぶさに観察してる。何を食べたか食べなかったか、ウンチの状態はどうだったか、また新しい言葉をしゃべった、トーマスの機関車の名前をまた一つ覚えた、怖がっていたブランコに乗れるようになった。それがすべて、それが主夫。

悩んでいてもまた日は昇る。あしたも頑張ろう。

ハムステッド・ヒース散策(ほんの一部)

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今年に入ってから雨が降らない日はないロンドン。子供を外で遊ばせられないのが辛い。子供には外で元気に遊んでもらうからこそ、昼をしっかり食べ、昼寝もしっかりする。雨で一日家にいるとおやつが続いて食事のサイクルは乱れるし、疲れないので昼寝が難しくなる。

今日はハムステッド・ヒースの東方面へ散歩。先週末娘にベビーカー用のフットマフを購入したので遠出ができるようになった。

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これが無い間は、寒すぎて娘はベビーカーに座っても5分と持たず、すぐ抱っこをせがむ。こっちは抱っこ続きで腕が痛くなり遠出ができないという悪循環になっていた。

ところでハムステッド・ヒースとは、ロンドン最大の公園。公園というか、日本で言う自然公園。広大な敷地は芝生の丘あり雑木林ありの大自然が広がる。道も舗装がなかったりしてまるでトレッキングコース。雨がちなロンドンの冬に足を踏み込むと、ぬかるみだらけで靴は泥だらけ、ベビーカーはまるでラリーを完走したクルマのような惨状になる。

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一度、南から北へ子供をベビーカーに乗せて公園内を探索したのだが、20分位ぬかるんだ山道を進んで挫折。現在地をGoogle mapsで確認すると、敷地の入口から微動した程度。どこまで大きいのだこの公園。恐らく南北縦断するのに2時間近くかかるのではと思う。

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南北縦断は春になるまで諦め、今回はハムステッド・ヒース駅から東へ公園沿いの住宅地を歩くことにした。家から20分くらいあるいただろうか、再び公園の入口が突如現れたので入ってみた。

すると、広大な芝生の丘が出現、羊や牛がいそうなくらい広い。

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その芝生の反対側に子供のプレイグラウンドを発見!かなり大きい。この近辺の子供の遊び場では決定版と言った感じ。

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ロンドンでは、必ずしも公園=子供の遊び場ではないので、滑り台やブランコはplaygroundと呼ばれる、柵で囲われ、指定時間街は扉がロックされるような場所に限られるのだ。従って、近所に子供を遊ばせられる場所があることはありがたいことで、しかも大規模なものがあるのは本当にラッキーなだ。

すこし足を伸ばすと、Parliament Hill Cafeというカフェもあった。犬の散歩をしている人や子供連れの奥様方がコーヒーやランチを楽しんでいる。

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この公園も春になれば、雨も減り、広大な芝生は居心地の良い広場に変わるのだろう。少し遠くからでも訪れる価値のある子連れスポットだと思う。

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Children’s Playground and Paddling Pool
オーバーグラウンドのハムステッドヒース駅より徒歩約10分

ロンドンで髪を切る

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去る12月の後半に、初めてロンドンで髪を切りに行った。
海外生活の立上げで意外とクリティカルな割には盲点になるのが散髪。出国して1ヶ月も経つとボサボサになってくるが、どこの誰に切ってもらうのが良いのかわからないまま、悩んでいるうちに時が過ぎていく。その結果、更にボサボサ。冬のロンドンは雨が多いので余計鬱陶しい。

在英日本人の先輩から、『英国人のお店で自分の写真を見せて入念に説明しつつも3,4回失敗。その後ようやく分かり合えた。』なんて話を聞くと安易に英国人の店に行くのもどうかなと考えてしまう。東洋人は白人とは毛質も頭の形も違う。

自分は頭がでかくて、丸い、後頭部は絶壁気味。喩えるなら茹で過ぎてへこんだグリーンピース。私が観察するに白人の傾向は頭た小さく、サイドが長い楕円形。アーモンド型。カッコイイ。

一方、東洋人でも国によって髪型は若干違ってくる。米国留学していた時はただ安いという理由だけで韓国系の理髪店に行っていたが、見事に頭の側面が刈り上がり、某国の将軍様になってしまった。

ロンドンの日本人には有名なクラシファイドサイト「MixB」を検索。家から車で20分、地下鉄ノーザンラインのArchway駅付近に日本人のスタイリストがいる美容院があることを突き止め、電話で予約を入れた。

avalon Hair & Beauty
87 Weston Park
Courch End
London N8 9PR

Tel: 020 8348 5501
www.avalonsalons.co.uk
www.facebook.com/debbie.avalonsalons

お店の外観はこんな感じ。パーキングは無いが、路駐スペースが正面の通り沿いの数十メートル先にある。午前中は駐車料金が無料だったので、午前中に行くのが良い。

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担当のチコさんはロンドン在住二十数年、いろいろ日本食入手方法、おすすめの店などを教えていただいた。チコさんの担当日は水曜と土曜のみ。価格も£20のところを土曜は初回利用者のみ£17、水曜日は常に£17の特別価格でお得になっている。(2015年12月現在)

良かった。これで生活の不安の一つが取り除かれた。主夫である自分は水曜日に行けばいつでも割引だし。とくにオチはありません。

ところで今日は妻の仕事始め、自分も主夫業本格始動の日。晩ごはんは冷蔵庫の残り物を使ってエビチリ、卵とセロリの炒めものの2品を作った。妻には喜んでもらったが娘は警戒して一切手を付けず。。。がっくり。ケチャップたっぷりで美味しいのに。

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※追記(2016/5/5)

その後まもなく、チコさんは都合によりお店をお辞めになられたとのこと。私は他に選ぶのがめんどくさいのでそのまま英国男性のディレクターさんにお願いして引き続きAvalonを使っております。

 

 

主夫のお気に入りグッズ:BOSEワイヤレススピーカー

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主夫が家事を行うのはキッチン、バスルーム、寝室などリビング以外の場所での作業が多い。こんな時は音楽をかけて仕事をしたい。ただしイヤホンでは難しい、なぜなら子供の声や物音を完全にシャットアウトしてしまうからだ。

そこで日本から英国に持参して本当に良かったと思っているのが、BOSE Soundlink Mini II Blutooth。とても小さいサイズのスピーカーからは信じられないくらいクリアで伸びの良い高音と、奥行きのある低音が出る。正直リビングのスピーカーはこれ以外必要ないのではと思ってしまう。これを作業する部屋に毎回持っていけば、最高の音楽環境が出来る。

基本的にこのスピーカーは持ち運ぶことを前提としているので、充電式で旅行に持っていくことも簡単。ホテルやAirbnbの民泊の部屋で超高音質な音楽やインターネットラジオを聞けるのは、素晴らしい体験に華を添える。英国に引っ越してAirbnbの仮住まいの時に気分をリフレッシュできてとても助かったことを覚えている。荷物のキャパシティが許せば、毎回旅行に持って行きたいくらいだ。

全国の主夫の皆様に是非おすすめしたい。気持ちの良い仕事は気持ちの良い環境から。家事・育児もしかり。

そしてよく聴いているのがコチラ
“Trouble Shootin”  Stefano di Battista

Trouble Shootin

子連れフィレンツェの旅 その3(最終回)

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フィレンツェ郊外のアウトレットモール「The Mall」へ

子連れフィレンツェの旅3日目は観光から一転、アウトレットモールでのショッピングへ。フィレンツェ郊外にはThe Mallというアウトレットモールが存在する。フィレンツェ駅近くのバスターミナルから往復10ユーロ、50分。高速道路をどんどん山の中に入っていく。天気も晴れから濃霧に変わる。

到着するとまるで高原の気候でくっそ寒い。更に驚くべきは中国人の数。フィレンツェの観光地では余り見かけなかったのに、アウトレットモールには中国語が飛び交っている。

こんなところまで爆買いとは。お金持ってるなあ。中国人。。

肝心のアウトレットはフィレンツェを本店とするフェラガモは勿論の事、イタリアンブランドが勢揃い。ロンドンではポンドが高すぎて全くショッピングする気がおきなかったのだが、ユーロだと安く感じる。しかもそもそもアウトレットなので日本で買うより安い!久しく忘れていた消費意欲が復活しグッチ・プラダ・フェラガモ3ブランドの靴を買ってグランドスラムを達成してしまった。もう既に抱える紙袋は周りの爆買い中国人と同じ。やばい、俺は一体何をやっているのだ。稼ぎのない主夫の分際で。。。

子連れでも素敵なディナーが食べられる場所発見

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夜はポンテ・ヴェッキオの真横のリストランテ「Golden View Open Bar」へ。

ここからのポンテ・ヴェッキオの眺めが素晴らしい。リストランテではあるが、子供連れでも気軽に食事が出来るし、勿論子供用のハイチェアもある。その上、ポンテ・ヴェッキオが目前に見える。これは贅沢。

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料理も満足したことは言うまでもない。

最終日はフライト前に中央市場へ

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最終日の訪問場所は借りていた部屋の前にあった中央市場。風光明媚な歴史地区にあって全く味のないボロい体育館のような外観かつ、夜になると電飾が少々下品に輝くため、後回しにしていたのだが、入ってみたらこれぞ子育てトラベラーにピッタリの場所だった。2階建ての1階は青果・鮮魚やスパイス、オリーブオイルやワイン、ドライトマトなどのマーケットになっており、2階はおしゃれなフードコート。代官山にもあるEatalyも入っている。幾つかのお店は日本人の店員もいたので安心。もう少し早めに来るべきだった。

2階のフードコートでフライト前の昼飯を食べることにした。ここでやってしまいました。どうしても美味しいスパゲッティが食べたく、店を回ったところ、少々時間が早かったために、唯一空いていたのがトリュフのお店。そこのスパゲッティを2つ注文。黒トリュフのパスタと白トリュフのパスタ。

2つ合わせて49ユーロ・・・がーん。フードコートで昼飯に6,500円も払ってしまった。お味?ええ、美味しいですとも。美味しくないはずがない。美味しいといったらおいしいのだ。。。
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