子連れフィレンツェの旅 その3(最終回)

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フィレンツェ郊外のアウトレットモール「The Mall」へ

子連れフィレンツェの旅3日目は観光から一転、アウトレットモールでのショッピングへ。フィレンツェ郊外にはThe Mallというアウトレットモールが存在する。フィレンツェ駅近くのバスターミナルから往復10ユーロ、50分。高速道路をどんどん山の中に入っていく。天気も晴れから濃霧に変わる。

到着するとまるで高原の気候でくっそ寒い。更に驚くべきは中国人の数。フィレンツェの観光地では余り見かけなかったのに、アウトレットモールには中国語が飛び交っている。

こんなところまで爆買いとは。お金持ってるなあ。中国人。。

肝心のアウトレットはフィレンツェを本店とするフェラガモは勿論の事、イタリアンブランドが勢揃い。ロンドンではポンドが高すぎて全くショッピングする気がおきなかったのだが、ユーロだと安く感じる。しかもそもそもアウトレットなので日本で買うより安い!久しく忘れていた消費意欲が復活しグッチ・プラダ・フェラガモ3ブランドの靴を買ってグランドスラムを達成してしまった。もう既に抱える紙袋は周りの爆買い中国人と同じ。やばい、俺は一体何をやっているのだ。稼ぎのない主夫の分際で。。。

子連れでも素敵なディナーが食べられる場所発見

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夜はポンテ・ヴェッキオの真横のリストランテ「Golden View Open Bar」へ。

ここからのポンテ・ヴェッキオの眺めが素晴らしい。リストランテではあるが、子供連れでも気軽に食事が出来るし、勿論子供用のハイチェアもある。その上、ポンテ・ヴェッキオが目前に見える。これは贅沢。

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料理も満足したことは言うまでもない。

最終日はフライト前に中央市場へ

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最終日の訪問場所は借りていた部屋の前にあった中央市場。風光明媚な歴史地区にあって全く味のないボロい体育館のような外観かつ、夜になると電飾が少々下品に輝くため、後回しにしていたのだが、入ってみたらこれぞ子育てトラベラーにピッタリの場所だった。2階建ての1階は青果・鮮魚やスパイス、オリーブオイルやワイン、ドライトマトなどのマーケットになっており、2階はおしゃれなフードコート。代官山にもあるEatalyも入っている。幾つかのお店は日本人の店員もいたので安心。もう少し早めに来るべきだった。

2階のフードコートでフライト前の昼飯を食べることにした。ここでやってしまいました。どうしても美味しいスパゲッティが食べたく、店を回ったところ、少々時間が早かったために、唯一空いていたのがトリュフのお店。そこのスパゲッティを2つ注文。黒トリュフのパスタと白トリュフのパスタ。

2つ合わせて49ユーロ・・・がーん。フードコートで昼飯に6,500円も払ってしまった。お味?ええ、美味しいですとも。美味しくないはずがない。美味しいといったらおいしいのだ。。。
pasta

 

 

 

子連れフィレンツェの旅 その2

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フィレンツェの旅2日目は街歩き。まずは街の象徴ドゥオモの展望台(クーポラ)に登ること、そして昨日の予約をすっぽかしたウフィッツィ美術館に入れるかどうかチャレンジすること。朝サンタ・マリア・ノヴェッラ教会を訪れて、昼食を済ませた後ドォウモ(サンタ・マリア・デル・フィオーレ聖堂)へ。

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ドゥオモの展望台(クーポラ)への登り方(入場券の事前購入を前提)

  • 案内所などはなく、説明が少ないので非常に困る。入り口はサンタ・マリア・デル・フィオーレ聖堂の正面ではなく、向かって左側の奥、ドゥオモの本体の横っ腹あたりに小さなゲートがあり、そこから入る。勿論行列ができていると思われるので並ぶ。チケットはプリントアウトする必要はなし、スマホでPDFのチケットのバーコード部分をゲートのスキャンに通せば入場可能。
  • 階段はとにかく螺旋階段が続く。混み合っているため途中で待つことも多く、クーポラ(展望台)まで20分以上かかった。

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  • 子連れの場合、小さな子供が階段を登り切ることは不可能。抱っこひもを用意したほうがよい。うちの娘は20ヶ月だったが、抱っこひも無しで抱えて登ったが後半腕がしんどくなった。
  • 登り降りで1時間弱かかる。オムツ替えが必要になった我が家では、展望台のひとつ下の階、行き止まりの通路の隅っこでおむつを替えた。

クーポラからの眺めはこんな感じで素晴らしい!苦労して登っただけに感動もひとしお。

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13:30からの入場アポだったために、クーポラから降りてきたら既に15時、今日2つ目の見物で既にこの時間。子連れでは一日の行動範囲が限られてしまう。

実は朝の観光のあとに昼食を抜いてドォウモの聖堂などを先に見ていこうかと思っていたのだが、ここでハプニングが発生。数日前から娘が下痢気味だったのだが、移動中妻の抱っこひもの中でウン漏れ発生!抱っこひもは勿論、妻のシャツからジーンズまで術でが液体ウ◯チまみれに。

ここで助かったのは、宿泊先とドゥオモの近さ。徒歩4分程度だったため、即効で部屋に戻り、日本から持参したアタックの粉末洗剤で備え付けの洗濯機を回し、家のヒーターで乾燥をかけた上で再出発が出来たことがラッキーだった。この間はわずか30分弱。でなければ、出直すだけで1時間以上かかってしまう筈だった。やはり幼児連れには洗濯機が回せる環境はありがたい。

ウフィッツィ美術館の入り方

  • 事前チケット購入をしていれば、予約番号を持って3番入り口で当日の優先入場チケットに引き換え、1番入り口(優先入場口)から入場
  • 事前に買っていなければ、2番入り口に並び、チケットを購入する
  • 事前チケットには入場時刻が15分間の幅で指定されているが、時間に間に合わなくても交渉すべし。ここはラテンの国、言ったもの勝ち

その後有名なウフィッツィ美術館に。一か八かで昨日の予約番号を持って発券ブースに向かった。窓口のおばさんに今回のフライトのダイバートの顛末を伝え、行くに行けなかったことを訴えると、OKしてくれて、優先入場チケットを発行してくれた!よかった!

ラファエロやボッティチェリ「ヴィーナスの誕生」「春」などの有名どころの絵画を飛ばすように見て1時間で脱出。展示物が多く普通に見たら3時間は優にかかってしまう。

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見終わる頃にはすっかり日も暮れ、空は前日と同じく霧に包まれていた。

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とても子供フレンドリーなお店発見!

フィレンツェは朝夕の気温が5度程度と低く、子供を連れ歩くには負担が大きい。フィレンツェの旧市街は小さく、徒歩で30分もあれば大体回れてしまうし、昔ながらの狭い路地が続くので徒歩での移動が基本。ただし寒さが厳しいと子育て家族にとっては徒歩移動が裏目に出てしまうこともある。

従って夕食は宿の近く、つまりドォウモの近く、Tripadvisorで調べたTrattoria San Lorenzoに決定。

料理については特筆すべきものはないものの、肉もパスタも安定した美味しさ。ハイチェアもあり子供にやさしい。

それよりこの店の良さはお店のスタッフが陽気でホスピタリティにあふれていること、特に子供をかわいがってくれること。スタッフが通りかかるたびに子供に何かしら言葉や仕草を投げかけ、楽しませてくれる。最後にはうちの娘を抱っこして厨房の中まで案内してもらい、記念写真をパシャ!子供は大喜び。

最後にサービスで我々大人にはグラッパとリモンチェッロをごちそうしていただいてしまった。
イタリア的なラテンノリのサービスに、大満足の夜。このレストラン、小さなお子様連れにはおすすめ。

最終回に続く

子連れフィレンツェの旅 その1

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12月26日より3泊4日の日程でフィレンツェ旅行に出かけた。

フィレンツェへの旅はロンドン・ガトウィック空港から、スペインのVueling航空というLCCを利用することに。

旅行前の準備

宿泊先について

  • 子連れの旅ではLD/寝室分離、キッチン付きが重要なので民泊。但し今回はAirbnbでなく、価格的に安かったのでBooking.comを利用。中央市場前、ドゥオモに至近の部屋をレンタル。フィレンツェは観光都市なので、Airbnbの様な完全な民泊だけでなく、アパートの部屋を貸し出す民宿的なビジネスをしている業者も多いようだ。

ドゥオモ、及びウフィッツィ美術館のチケット予約について

いざ出発!ガトウィック空港まで

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当日、マイカーで出発。ロンドンの北部のハムステッドから南のガトウィック空港までは遠い!まさにロンドン縦断。42マイル(=67.2キロ)もあるため、車で1時間半程かかり、これだけで小旅行。幸いクリスマスの翌日、及び朝6時半過ぎ出発だったのが救い。ガトウィック空港はLCCメインの空港だけに照明も少なめで質素な作り。

雲の上でハプニング発生、ピサ空港へダイバート

ロンドンからフィレンツェまでは2時間10分程度。まるで羽田から福岡に飛ぶ程度で行けてしまう。。。のつもりだったが、機内でアナウンスが。

「フィレンツェ空港が霧の為着陸できません。ピサ空港に着陸します。フィレンツェへは代替バスを用意します。」

グルグル旋回して予定を遅れること30分、13:30にピサ空港に到着。到着ロビーのベンチで時間を過ごすが、待てども待てども代替バスは来ない。昼飯のタイミングを逃し腹は減るわ、子供は昼寝の時間にさしかかり我慢の限界に達するわ、もう踏んだり蹴ったり。。

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ようやくバスが来たのがなんと16時!ウフィッツィ美術館の入場予約は同日16時15分だったのだ!終わった。。。

代替バスを待たずにさっさと一人6ユーロのバスに乗るべきだった。

着くには着いたが・・・

ピサの空港は快晴だったので、フィレンツェが霧なんて全く信じられなかったのだが、高速道路を走っているとフィレンツェの近くから周りの景色が全く見えなくなるくらいの濃霧。確かにdivertは仕方がない。しかしこの先観光に支障が出ないか心配になるレベル。当初の予定より4時間遅れでフィレンツェ空港に到着。空港は郊外なのでさらにタクシーでフィレンツェ駅まで22ユーロ。もうボロボロ。

タクシー車中でふと思う。おや、待てよ、ピサの空港バスだったら一人6ユーロでフィレンツェ駅までつけたはずだ。。。益々腹立たしい。

この日はチェックインして、夕食を食べるだけで精一杯。

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夕食に出かけるついでに眺めたドゥオモ。やばい、霞んで見えない。。

夕食は子連れでも大丈夫な店かつ旨いと事前チェックしていたトラットリア・マンマ・ジーナで。フィレンツェ名物モツの煮込み「トリッパ」と、トスカーナの地酒「キャンティ・クラシコ」を堪能。すっかり長旅の苦労も忘れたのだった。

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つづく

 

 

メリークリスマス!

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Merry Christmas!

皆様いかがお過ごしでしょうか。ロンドンのクリスマスは朝から雨が降り続き、窓から見える景色は憂鬱です。バスや電車は運休し、普段は喧騒にまみれた大通りも車が往来せず、厳かな雰囲気に包まれています。

今晩はこちらで知り合ったカナダ人のお家にお呼ばれ。2家族でクリスマスディナーを楽しみました。娘はクリスマスプレゼントを頂き、楽しそうに遊んでいました。こんな時の移動はUberが大活躍です。
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明日からは休日を利用し、フィレンツェに飛びます。みなさまも素敵な冬休みをお過ごしください。

英国のクリスマススイーツを食す

IMG_4912イギリスはクリスマス一色。明日25日はロンドンのバスも地下鉄も一日中運行休止になるのだそう。そのような中、スーパーで買ったイギリス伝統のクリスマススイーツを試してみた。上はミンスパイ(mince pie)と紅茶ではなくてモルドワイン(mulled wine)。モルドワインは日本で言うホットワイン。シナモンやナツメグなどスパイスの効かせた甘い赤ワインを温めて飲む。これは日本で飲む味と変わらずほっこり美味しい。ミンスパイはてっきり肉のミンチのことかと思ったが、レーズンなどのドライフルーツが入った甘いジャム的なものがフィリングとして入っていてビックリ。さくさくしたパイ生地とジューシーなフィリングがマッチして普通に美味しい。

次に挑戦したのはクリスマスプディング。こちらのクリスマスケーキ的存在のようだ。

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半球状のプラスチックケースに入っており、まるで小さなドンブリ。写真を見るとこちらを開封してひっくり返し、プッチンプリンよろしく皿に盛り付けるようだ。

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黒くてデカイ。サイズは大きめの肉まんサイズ。綺麗に丸くつるつるしている。かわいいけれども華はない。さすがイギリス、素朴なお菓子。

ナイフで切ってみるとニチャっとした感覚。中は想像通りレーズンやプルーンのようなドライフルーツがギッシリでかなりヘビーなお味。一切れでマグカップ一杯分の紅茶が飲めました。

総括すると、ミンスパイもクリスマスプディングもどちらもドライフルーツたっぷりで同じ味がする。喉が渇く。お茶がほしい。