UKのappstoreからアプリが落とせない

covent_gardenなんと自分はapp store UKからiPhoneアプリのダウンロードが出来ない。いろいろ確認したがやはり出来ない。来年6月25日はまでは。。。

BTのポストペイドSIMの契約をしたことは先般このブログで報告した。事実はBTの利用者はサービスの一環としてBT wifiを利用できる。BTでは街中の商業施設や駅などの様々なエリアでwifi環境が提供されており、BTで契約者には無料でログインできるのだ。そのwifiを自動で利用する為のiphone向けアプリがのappstoreで提供されている。

 

bt-wifi-app-page

BT wifiのアプリはUK appstoreのみで提供されているため、リンクを踏むと自動的にJPからUKのappstoreへ切り替わる。当該アプリをDLをするためにはUKのアカウント登録が必要。上記のようにエラーが出る。ここまでは想定済み。自分はUKのVISAデビットカードを持っているのでUKの登録すれば何の問題もないはずだ。

アカウント変更は、「設定>iTunes & App Store>Apple ID>Apple IDを表示>国又は地域名」から行うことが出来る。

account_settings

ところがappstoreのアカウント登録を切り替えようとすると更にエラーが出た。

error_message

なんだこりゃ?つまりは自分の入っているiTunes matchを解約するしか無いのか?そこで再度「設定>iTunes & App Store>Apple ID>Apple IDを表示」に戻り、下記の画面からiTunes Matchの解約を行おうとする。

iTunes Match

問題はココ。iTunes Matchの解約を行うとするのだが有効期間が来年、つまり2016年の6月24日となっている、当該サービスは年間契約なのだ。従ってこの更新をオフにしたところですぐ解約となるわけではなく、あくまで来年の更新が自動で行われないようにするだけである。実際Storeの切り替えを試みても2つ目の画面が出てしまう。

appleのページでトラブルシュートを試みると死亡宣告。ちーん。

troubleshoot

どうやら年間契約のiTunes Matchが終わる来年6月24日まではUK appstoreにアクセスはできても、アカウント変更が効かないためにダウンロードが出来ないらしい。店舗のお得なクーポンが手に入るアプリ等、UKでしか提供していないアプリはたくさんある。

不自由な生活は続く。。。

※トップの写真は今日訪れたコヴェント・ガーデン。クリスマス一色でした。

パースニップを食す

persnip1

今日の晩ごはんは頂き物のアヤム・ゴレンの素を使ってシンガポールチキンライス。炊飯ジャーの中にご飯と素と鶏モモ肉をぶち込んでスイッチを押すだけの簡単料理。子供のウケは抜群。楽で助かる。

炊飯スイッチを押せばやることが無い、ので先日買ってきたパースニップを調理してみた。

パースニップは白い色をした人参型野菜。こちらのスーパーの目立つところに山積みに売られているので、物珍しさからつい手を伸ばしてしまった。やはりここは英国、食べ慣れた食事もいいけど、ここでしか食べられない現地の味を試さなくては。Wikipediaによれば:

パースニップ
「ニンジンのような肉質の白い主根を食用とする。ニンジンに似た香気があり、味は淡白で甘みとわずかな苦味がある。煮崩れしないため、ポトフシチューボルシチなどの煮込み料理に適している。

葉や茎の汁はフラノクマリンを含むため光線過敏を引き起こす。このため取り扱いには注意が必要である。」

なるほど、若干クセのある野菜なのだな。しかも毒まで含まれている。これは何かカラダに良い薬草系なのかな。ワクワク。

ところで色は本当に白い。人参と比べるとこのような違い。

parsnip2

ピーラーで皮を剥いてみると、「臭っ!」。何なのだろう、この匂い。みずみずしい朝鮮人参かウナコーワとかサロンパスの匂いを薄めたような匂いがする。人参とは似つかぬ匂い。

短冊状に切ろうとすると、「硬っ!」。まるでカボチャの硬度をもった人参のようだ。このメタルスライム的な物体を4本短冊切りに退治すること数分、すっかり手首が痛くなった。

全く未知のこの野菜、ネット上で食べ方を確認し、とりあえずルクエで蒸かして炒めることにした。

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食べてみるとすっかり匂いが消えた。これは芋です。サツマイモ。他のネットでも書かれているようにホクホク・ねっとりの食感とやさしい甘さになる。これは普通に美味しい。

一応楽天で見てみると日本でも1kg1,800円で売られているようだ。前言を撤回するようだが、だったらサツマイモ買ったほうがいいね。サツマイモと同じだもの。こちらでは1kg 1〜2ポンド程度、日本円で190-380円くらいの身近な野菜。パースニップの皮を剥いた時の形容しがたい薬草臭にご興味のあるかたはぜひお試しを。

食事の準備について

pot-au-feu

主夫業もやってみて判ることが沢山ある。ざっくり言って主夫の仕事の質は2つに分かれると考えている。クリエイティブに物を生み出す業務と、エントロピー減少に関わる業務の2つ。簡単にいえば、着替えて飯を作って食わせて、出たウンコを拭く、汚れたもの・散らかったものを片付ける。これだけで一日が過ぎる。とりわけ子供のミッションはエントロピーの最大化なのではと思えるくらい、汚すわ散らかすわ家庭のすべての秩序を崩壊させていくのだが、正直それを元に戻す作業は比較的楽だ。食べた後の食器を洗い、汚した床を清掃する、おもちゃを片付ける、ウンコがたっぷり付着したおむつを替えて尻を拭くetc..。これは技能と要領がつかめればかなり効率よくこなすことはできる(もちろん一日に何度も繰り返されるのでそれはそれで心が折れるのだが)。

一方でクリエイティブな業務に属するのは主に娘の服装を決めること、食事の準備をすること。どちらも困るのだが特に食事が厄介だ。元々料理は嫌いではないのだが、日本に居た時は所詮休日コックであり、自分が食べたいモノを好きなときに作る趣味の範囲内の話だった。ところが、毎日朝昼晩を自分と子供、晩に至っては妻の分も作るとなるときつい。特 に子供の料理はきつい。自分が食べたいものを作るわけではないので、そもそもクリエイティビティが働かず、ゴールイメージが沸かない。頑張って作っても食べないとがっくりを超えてイラッとさえ来る。それが毎日のタスクとして待った無しでやってくる。

ここ最近娘につくった食事は以下。大人は又別にメニューを用意して作る場合もある。

■娘の食事リスト(◯:食べた/☓:ウケ悪し)

  • 12/9   昼:玉子チャーハン (☓) / 夜:ワカメの味噌汁、ご飯、ハンバーグ (◯)
  • 12/10 昼:冷凍水餃子(☓) / 夜:にゅうめん(◯)
  • 12/11  昼:にゅうめん(◯)/ 魚の切り身焼きと枝豆(◯)
  • 12/12  昼:エッグヌードル(◯) / ポトフ(◯)
  • 12/ 13 昼:ハンバーグと枝豆(◯) / 夜 外食の為なし

これらのメニューは当日に一つ一つ決めるのではなく、数日分先までプランニングをして、材料を揃えておき、当日は考えなしに手だけ動かすようにしている。毎日冷蔵庫の中を見て食事を考えるのは俺には出来ない。そこまで想像力もクリエイティビティも働かない。

kids_meal

とは言え娘が食べてくれないと本当にがっくりするので、食べる確率を上げる方向に若干の修正を毎日加えていく。つまり素麺がすきなのが判れば、その後も麺類で攻めまくり、麺類に混ぜて細かく刻んだ野菜をいれて栄養価を担保する。ハンバーグが好きと判れば、事前に沢山つくってストックを冷凍庫に入れ、小出しに使っていく。これでとりあえず子供の栄養価の確保はなんとかなる。

 

一方、自分が作って食べたいのは花椒がガツンと効いた麻婆豆腐とか、パクチーを散りばめたマトンカレーとか、いきなり的なステーキ等なので全く子供の口には入れられない。

昔米国に住んでいた時もよく料理を作ったが、料理ってストレス解消の効果があると思う。厨房に向かう時、他のことをすっかり忘れて集中できる、美味しい出来上がりの姿をイメージしながらいかに要領よく食事の準備をしつつキッチンの片付けを両立させるか常に研究を続けている。

この一月を振り返って

winter_wonderland

英国に来て主夫として生活が始まり、まもなく1ヶ月が経とうとしている。まさに生活を立上げるための1ヶ月だった。振り返るといろいろな出来事があった。時系列に並べると以下の通り。

  1. airbnbでの仮住まいの開始(-)*
  2. 子供の風邪の悪化(-)
  3. 子供の指をドアに挟む(-)
  4. 新居への引っ越し(+)
  5. 航空便の到着(+)
  6. 子供がベビーカーごと倒れて鼻血(-)
  7. 子供の風邪の回復(+)
  8. 子供を定期的に遊べるコミュニティセンターの発見(+)
  9. 納車(+)
  10. TVの開通(+)
  11. 電話線の不具合によるネットの不通(-)
  12. IKEAで家具購入(+)
  13. 中華系スーパーマーケットの開拓(+)
  14. 船便の到着(+)
  15. ネットの開通

*(+)はQOL(quality of life)の改善につながったもの、(-)はその逆

(1)については、1週間程ベトナム人オーナーの素敵な部屋を借りて住んだのが、正直スーツケースの荷物で暮らす生活は心身共にすり減る一方だった。そのような中で娘の風邪は悪化(2)、さらに指を扉に挟むという(3)が発生した。

1週間娘の看病だけの暮らしに耐え、現在の住居への引っ越し(4)、及び航空便の25箱の荷物が届いて(5)ようやく心が落ち着いた。ハムステッドという居住地域の美しさ、格調高さも癒やされた。

一方引っ越し当日に娘がベビーカーから落ちて鼻血を大量に出し(6)、心が荒む。しかし娘の風邪が大分直ったことで、ようやく娘を連れて、外へ遊びに行けるようになり、自分の心も開放感にひたることが出来た。(7)

 

そこで次のステップとして、子供が毎日通えるような地域の子供教室を探して更に生活のリズムを整えていく。(8)

依然TVやネットは開通していないものの、先行してマイカーが納車される。結果近くのショッピングモールへ買い出しが大量にできるようになり、食料は勿論のこと、ミネラルウォーターや、ビールのまとめ買いなどができるようになり、食事の準備の不自由から開放される。(9)

TVのセットトップボックスとブロードバンドルータが届く。TVが見れるようになる(10)。娘にTVを見せている間に家事に専念ができるようになる。一方ブロードバンドについては繋がらず暫く業者とクレームのやり取りが続く(11)。

マイカーにより10マイル四方程度に行動範囲が広がる。まずはIKEAに向かい収納家具や洗面所のツール等の充実を図る(12)。更には、中国系資本の大型スーパーマーケットに行き(13)、日中韓および東南アジアの食材を買い込み、毎日の料理のバラエティの充実が図れるようになる。

船便52箱が到着し(14)、一旦片付けた段ボール箱が再び部屋いっぱいになるが、洗剤、食器、米・味噌・各種出汁の素、味ぽん等の調味料が到着する。

ネットがつながり、Wifi環境が整備される。生活情報の収集が簡単に行えるようになったことと、家計簿等をWebサービスで記録していくことができるようになった(15)。

主夫として、自宅に娘と居ることがデフォルトの身としては、この環境の一つ一つの改善が、育児、食事、掃除、洗濯といった家事の遂行に影響を与え、ついては心身の健康に繋がることが身を持って思い知らされた。

環境の整備はまだまだ続いていくが、自分のスキルもまだまだ足りないことが多い。来月辺りには自分の仕事や趣味の時間を作れるくらいに家事・育児の効率化とクオリティのアップを狙っていこう。

※写真は今日訪れたハイドパークのWinter Wonderlandという移動遊園地。大勢の人でごった返している。なにせ春のような暖かい気候、ダウンを着こむと汗が噴き出してくる。TVのニュースによると最近は1960年から4番目に気温が高い異常気象が続いているのだとか。

ようやく…

BT_toppage

今日ネットが繋がった。対応が遅いとBTに文句を言って、21日に来るはずだったエンジニアを前倒しで来させた。朝8時から午後1時の間と聞いていたので、どうせイギリス、午後3時位だろうとひねくれていたところ、朝8時前に呼び鈴が鳴りビックリ。こっちは寝癖で頭ボサボサ、Tシャツジャージのまま。。

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結局3時間かかって工事終了。室内の電話線の配線が老朽化の為断線しており、なおかつソケット部分もボロボロだったため一旦エンジニアが事務所に戻り部品を持ってきて配線・部品ともすべて取り替える大工事となった。入居時に傷や不具合部分の事前確認を行っては居たのだが、電話線に関しては電話機が無い為確認ができなかった。まさか唯一の未確認箇所に不具合があるとは。

ともかくようやくネットが開通、TVのセットトップボックスが機能しNetflixなどのVODが使えるようになった。さらにはiPadでYoutubeが使えるようになり、娘の大好きなアンパンマンのおもちゃ動画を見せることができるようになった。TVにしてもiPadにしても、動画を見せて娘の動きを釘付けにしておかないと、夕飯の支度中にキッチンに入ってきてしまうので料理が出来ず、ホントに炊事がしんどかったのだ。

ところで、昨日は娘が通っているコミュニティセンターのクリスマスパーティがあった。

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娘は人生初のサンタとの遭遇に表情は今ひとつ。素敵なプレゼントを貰っても微妙な顔つき。

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確かに文化的背景がなければあの赤白装束のおじいさんは不気味以外の何物でもない。子供は正直だ。一方親の考えることは洋の東西を問わず同じ。我が子とサンタとの記念写真を撮ろうとして、サンタの膝に子供を載せて写真を撮ろうとする奥様が沢山。1、2歳くらいの子供は不審な爺さんの膝の上でぎゃあぎゃあ泣きわめく。そりゃそうだ。