しんどい

青空

今日は青空が見えた。

晴れ晴れとした空とは対照的に、ライフラインが未整備の中、しんどい日々が続いている。ネットもテレビも無く、英語はおろか日本語でさえ他人と喋る機会は無いまま、会話のできない子供との時間だけが過ぎていく。

追い打ちをかけるのが、気候と日照の問題。ほとんど一日中曇っているので寒いこと、しかも晴れたと思ったら雨に変わる不安定な天気、その上4時前に日没するので活動時間が圧倒的に短くなってしまうのだ。

子供が昼寝をしてくれればいいのだが、保育園がなくなって生活リズムが変わったのか、寝てくれない。当然夕方近く、夕飯を作ろうとするときに機嫌が悪くなる。仕方が無いので目に悪いと思いながらも1時間以上iPadで動画を見せ続け、夕飯の支度にかかる。

自分の生活にも青空はやって来るだろうか。

新居に移りました

新居

1週間の仮住まい生活が終了し、ようやくこの土曜日に新居に引っ越しました。場所は地下鉄Nothern LIneBelsize Park駅の近く、レンガ造りの家が並ぶ、広義にHampsteadと呼ばれる閑静な住宅街。駅前には小洒落たレストランやバーがあるのでとても気になります。是非お近くにお越しの際はお声がけください。一緒に参りましょう(笑

家の前

Hampstead

ところで引っ越し当日、前回に引き続きまた娘にトラブルが発生してしまいました。新居での引っ越しの荷解き作業中、夫婦でちょっと目を離した隙に「バタン!ぎゃー」の声。娘がベビーカーによじ登ったらしく、ベビーカーごと倒れており、娘の両鼻からひどい鼻血が。。。

骨折など大事には至りませんでしたが、この一日はこの一件以来、娘のこころの糸がプツンと切れたらしく、終始不機嫌だったのは勿論のこと、夕方昼寝から目が覚めた時に知らない部屋に一人ぼっちで目が覚めたからでしょうか、なにか薬物の副作用でもあったのかと本当に心配になるほど狂ったように数十分泣き叫び続けました。

住み慣れた家、遊び慣れたおもちゃ、楽しかった保育園、先生やお友達、好きな食べ物、突然目の前からなくなって、長く不自由な旅を続けてきました。そして見知らぬ不慣れな場所で、風邪をひき、指を怪我し、そして顔面。。満身創痍です。もうたくさんだという気持だったのでしょう。

異国の地でこの答えの見えない状況に為す術もなく、この日は私も妻も心と身体がぼろぼろに疲弊してしまいました。

これまできっといろいろ我慢してきたんだろうと思うと、申し訳なくて親として情けなくなります。こんなにつらい思いばかりさせているのだろう、本当にごめんね。

イギリスに来て酒の量が増えました。

早速試練がやって来た

早速主夫の試練が発生。
 
娘の風邪が悪化してしまった。出国前から風邪気味ではいたのだが、渡航準備でジジババの家で暮らしたりしたことと、渡英12時間のフライトの疲れがあった上に、渡英直後の寒波の中で街中に連れ出したためだと思う。昨日は37.6度の熱があり、今日は熱は下がりつつも気管が詰まっているのか喘息のようにゼイゼイ言っている。
そんなわけで昨日は父娘で外出を控えていた。今日もほぼ状況は同じ。
滞在先の部屋
とは言え、今日の昼飯くらいは外で買いたいと、Shepard’s Bush Sta.へ向かわんとしたのが不幸の始まりだった。表玄関を出たところで娘の「ギャー!」という声が。
 
 
なんと指を玄関扉に挟まれたらしく、左人差し指の爪が真っ黒。一瞬の出来事に私の頭は真っ白。こっちの古い扉は勝手に閉じてしまうのだ。
IMG_4518
 
やはい!!!ごめんよ、我が娘。。。
娘を抱えて3Fにある部屋まで螺旋階段を駆け上り、洗面所で患部を冷やす。
娘は泣き止む。とりあえず骨は折れていはなさそう。
 
 
暫くし、1Fに置き去りにしたベビーカーがあるので、一旦下に戻ろうとしたところ、螺旋階段の2Fでブロンドの若い女性が娘を抱えて降りてくる私を下から覗き込む。初めてのご近所住民との邂逅に、ここは一つ動転した気持を隠しつつフレンドリーに行こうと思う私。
 
「こんにちは!」(さわやか)
 
「早朝から足音がうるさいんですけど。音が筒抜けなので気をつけていただけませんか?」
 
げ!クレームだよ。参った。
娘はまだ時差ボケがまだ治っておらず、朝は4:50AMにきっかり起きて、踊りをおどる程超ゴキゲンさん。
 
とりあえずやり過ごすため、「申し訳ありません、出来る限りなんとかします。土曜日にはここを出ますので。」と慇懃に謝る。
 
まったく踏んだり蹴ったりである。
 
娘は昼寝の後、痛めた指を触りながら覚えたての拙い言葉で「いたーい」と繰り返す。私の不安は絶頂に達した。。。結局バスで30分西にある、Actonという場所の日本人向け医院に行き、指の血豆と風邪を診ていただいた。指はとりあえず大丈夫なようだが、風邪は少々気管支まで到達しているらしく、よろしくない状況。
actonの日本人医院
楽しいロンドン生活はまだまだ遠そうだ。。
 
 

ブログはじめます!

リージェントストリート

妻の英国赴任を機に、専業主夫としてロンドンで1歳半の娘の育児生活が始まりました。日本では妻に育児の大半を頼っていただけに、可愛い娘と一緒にいるのは嬉しい半面、一日中子供の世話をするのは考えただけでもゾッとするのが正直な気持。このブログで英国生活のあれこれ奮闘を書いていきたいと思います。

上記の写真はピカデリーサーカス近くのリージェント・ストリート。クリスマスイルミネーションが通りを飾っています。これは先週の土曜日の写真、この季節のロンドンでは珍しい雲一つない晴天。実際今週に入ると天気は逆戻り。

shepard's bushこんな感じで、どよーんとしております。雨もパラパラ。