早速主夫の試練が発生。
娘の風邪が悪化してしまった。出国前から風邪気味ではいたのだが、渡航準備でジジババの家で暮らしたりしたことと、渡英12時間のフライトの疲れがあった上に、渡英直後の寒波の中で街中に連れ出したためだと思う。昨日は37.6度の熱があり、今日は熱は下がりつつも気管が詰まっているのか喘息のようにゼイゼイ言っている。
そんなわけで昨日は父娘で外出を控えていた。今日もほぼ状況は同じ。
とは言え、今日の昼飯くらいは外で買いたいと、Shepard’s Bush Sta.へ向かわんとしたのが不幸の始まりだった。表玄関を出たところで娘の「ギャー!」という声が。
なんと指を玄関扉に挟まれたらしく、左人差し指の爪が真っ黒。一瞬の出来事に私の頭は真っ白。こっちの古い扉は勝手に閉じてしまうのだ。
やはい!!!ごめんよ、我が娘。。。
娘を抱えて3Fにある部屋まで螺旋階段を駆け上り、洗面所で患部を冷やす。
娘は泣き止む。とりあえず骨は折れていはなさそう。
暫くし、1Fに置き去りにしたベビーカーがあるので、一旦下に戻ろうとしたところ、螺旋階段の2Fでブロンドの若い女性が娘を抱えて降りてくる私を下から覗き込む。初めてのご近所住民との邂逅に、ここは一つ動転した気持を隠しつつフレンドリーに行こうと思う私。
「こんにちは!」(さわやか)
「早朝から足音がうるさいんですけど。音が筒抜けなので気をつけていただけませんか?」
げ!クレームだよ。参った。
娘はまだ時差ボケがまだ治っておらず、朝は4:50AMにきっかり起きて、踊りをおどる程超ゴキゲンさん。
とりあえずやり過ごすため、「申し訳ありません、出来る限りなんとかします。土曜日にはここを出ますので。」と慇懃に謝る。
まったく踏んだり蹴ったりである。
娘は昼寝の後、痛めた指を触りながら覚えたての拙い言葉で「いたーい」と繰り返す。私の不安は絶頂に達した。。。結局バスで30分西にある、Actonという場所の日本人向け医院に行き、指の血豆と風邪を診ていただいた。指はとりあえず大丈夫なようだが、風邪は少々気管支まで到達しているらしく、よろしくない状況。
楽しいロンドン生活はまだまだ遠そうだ。。