新居に移りました
1週間の仮住まい生活が終了し、ようやくこの土曜日に新居に引っ越しました。場所は地下鉄Nothern LIne、Belsize Park駅の近く、レンガ造りの家が並ぶ、広義にHampsteadと呼ばれる閑静な住宅街。駅前には小洒落たレストランやバーがあるのでとても気になります。是非お近くにお越しの際はお声がけください。一緒に参りましょう(笑
ところで引っ越し当日、前回に引き続きまた娘にトラブルが発生してしまいました。新居での引っ越しの荷解き作業中、夫婦でちょっと目を離した隙に「バタン!ぎゃー」の声。娘がベビーカーによじ登ったらしく、ベビーカーごと倒れており、娘の両鼻からひどい鼻血が。。。
骨折など大事には至りませんでしたが、この一日はこの一件以来、娘のこころの糸がプツンと切れたらしく、終始不機嫌だったのは勿論のこと、夕方昼寝から目が覚めた時に知らない部屋に一人ぼっちで目が覚めたからでしょうか、なにか薬物の副作用でもあったのかと本当に心配になるほど狂ったように数十分泣き叫び続けました。
住み慣れた家、遊び慣れたおもちゃ、楽しかった保育園、先生やお友達、好きな食べ物、突然目の前からなくなって、長く不自由な旅を続けてきました。そして見知らぬ不慣れな場所で、風邪をひき、指を怪我し、そして顔面。。満身創痍です。もうたくさんだという気持だったのでしょう。
異国の地でこの答えの見えない状況に為す術もなく、この日は私も妻も心と身体がぼろぼろに疲弊してしまいました。
これまできっといろいろ我慢してきたんだろうと思うと、申し訳なくて親として情けなくなります。こんなにつらい思いばかりさせているのだろう、本当にごめんね。
イギリスに来て酒の量が増えました。
早速試練がやって来た
早速主夫の試練が発生。
娘の風邪が悪化してしまった。出国前から風邪気味ではいたのだが、渡航準備でジジババの家で暮らしたりしたことと、渡英12時間のフライトの疲れがあった上に、渡英直後の寒波の中で街中に連れ出したためだと思う。昨日は37.6度の熱があり、今日は熱は下がりつつも気管が詰まっているのか喘息のようにゼイゼイ言っている。
そんなわけで昨日は父娘で外出を控えていた。今日もほぼ状況は同じ。
とは言え、今日の昼飯くらいは外で買いたいと、Shepard’s Bush Sta.へ向かわんとしたのが不幸の始まりだった。表玄関を出たところで娘の「ギャー!」という声が。
なんと指を玄関扉に挟まれたらしく、左人差し指の爪が真っ黒。一瞬の出来事に私の頭は真っ白。こっちの古い扉は勝手に閉じてしまうのだ。
やはい!!!ごめんよ、我が娘。。。
娘を抱えて3Fにある部屋まで螺旋階段を駆け上り、洗面所で患部を冷やす。
娘は泣き止む。とりあえず骨は折れていはなさそう。
暫くし、1Fに置き去りにしたベビーカーがあるので、一旦下に戻ろうとしたところ、螺旋階段の2Fでブロンドの若い女性が娘を抱えて降りてくる私を下から覗き込む。初めてのご近所住民との邂逅に、ここは一つ動転した気持を隠しつつフレンドリーに行こうと思う私。
「こんにちは!」(さわやか)
「早朝から足音がうるさいんですけど。音が筒抜けなので気をつけていただけませんか?」
げ!クレームだよ。参った。
娘はまだ時差ボケがまだ治っておらず、朝は4:50AMにきっかり起きて、踊りをおどる程超ゴキゲンさん。
とりあえずやり過ごすため、「申し訳ありません、出来る限りなんとかします。土曜日にはここを出ますので。」と慇懃に謝る。
まったく踏んだり蹴ったりである。
娘は昼寝の後、痛めた指を触りながら覚えたての拙い言葉で「いたーい」と繰り返す。私の不安は絶頂に達した。。。結局バスで30分西にある、Actonという場所の日本人向け医院に行き、指の血豆と風邪を診ていただいた。指はとりあえず大丈夫なようだが、風邪は少々気管支まで到達しているらしく、よろしくない状況。
楽しいロンドン生活はまだまだ遠そうだ。。