ウェールズといってどのような印象を持つだろうか。イギリス皇太子の称号であるプリンス・オブ・ウェールズ、イギリスの一地方、スコットランドは有名だけどあまり聞かないマイナーな場所。
そんなところではないだろうか。
しかしながら、今年6月に訪れて、かなり素晴らしい場所だったのでご紹介したい。是非機会があれば子連れ家族旅行の目的地の一つに加えていただきたいと思う。
イングランドって風景が退屈
特にロンドンから車に乗っていろいろ旅をしてみるとほどなく判るのだが、イングランドはとにかく見渡す限り平坦な丘。羊が放し飼いに鳴っているか、じゃがいも畑や雑木林あるばかりで、遠くに山が見えたり、鬱蒼とした大森林があったり、大河が横たわっていたりするわけではない。まさに日本でもお馴染みの、イギリスの有名子供番組、テレタビーズの背景と同じ。
日本から引っ越して最初のうちは、それはそれで日本と違うのどかな景色に異国情緒を感じる。しかし、程なく別の国、例えばフランスやイタリアやスペインに旅して、それらのダイナミックな景色を脳裏に焼き付けてからイングランドに戻ると、あまりの金太郎飴的な景色に退屈を感じてしまうのだ。
フィレンツェ。都市と山がダイナミックな景観を作っている。
イングランドの典型的な風景。(wikipedia)
そうだ、ウェールズに行こう
ウェールズは明らかにイングランドとは違う景色、そして文化がある。特に北ウェールズはイングランドの影響が少なく、よりウェールズらしさが残っていると言われる。確かに距離はある。朝8時にロンドンを出ても、車でノンストップ行って4時間半、途中の休憩などを考えれば5,6時間を見ておかなくてはならない。
北ウェールズの古城たち
中世の雰囲気たっぷり、コンウィ城(Conwy Castle)
13世紀にイングランド王エドワード1世が築いたウェールズ征服の拠点。重厚な石造りの砦は軍事拠点として機能していたことを偲ばせる。いにしえの兵士たちの息遣いがきこえてきそうである。
城の塔から見下ろす港の景色も雄大。
今も英国王室の儀式で使われるカーナヴォン城(Caenerfon Castle)
こちらもエドワード1世によって築城されたもの。但し、ウェールズを平定してから建設されたため、攻略拠点としてのコンウィ城よりも王城としての優雅さを漂わせている。また、上記の歴史に因み、現在でもこの城でプリンス・オブ・ウェールズ、つまり英国皇太子の叙位式典が執り行われる。
この日は城内で中世の武術のデモンストレーションが行われていた。
そして旅はウェールズの大自然へ
これらお城だけでも世界遺産であり、見る価値十分なのだが、次回は少し南の内陸部に下りたスノードニア国立公園を紹介したい。
その2へ続く






イギリスの食文化の貧しさ、もとい素朴さが際立つ一品。

このビジュアルでしかもイギリスの食べもの。。。。なんか濁った液体に入ってるし、色もヤバイ。大体イギリスで見た目よりもまずいものはいくらでも知ってるが、見た目よりうまいものなんて見たこと無い。久々に本能が危険信号を鳴らしている。そんな未知との遭遇であった。
確かにコクばかりでキレの少ないまったりしたイギリスのエールには、キュッと酸っぱい卵は相性がいい。でもなあ。ドイツ人がソーセージで、スペイン人がタパスでビールを飲むのとはえらい違いなんだよなあ。
夜中の
とりあえず明日の子供の夕食は、妻が作り置いてくれたものと、今焼いている鶏肉の塩麹漬け。作り置きはインゲンの胡麻和え、高野豆腐。味噌汁はフリーズドライのインスタントに。
これで明日は安心だ。とりあえず焼き鳥臭くなった身体をシャワーするか。今日は娘はぐっすり寝ているようだ。





