イギリス発ノルウェー・フィヨルドクルーズの旅 その1

前回で、クルーズの旅が如何に子育て家族にとって魅力的なオプションか、ということについて説明をしてきた。今回より数回に分けて実際の7泊8日のクルーズの流れを紹介していきたい。

1日目 7/16 Sat

12:30 ロンドン ウォータールー駅

テムズ川南岸に位置するここウォータールー駅は幾つかあるロンドンのターミナル駅の一つ。12番ホームより12:39発サウスウェスト・トレインズの列車に乗り、サザンプトン・セントラル駅を目指す。約1時間45分の旅。クルーズ船のチェックイン集合時刻は15時に指定されているので、サザンプトン駅からサザンプトン港までの移動時間も考え、45分前には駅に到着する予定にした。

駅の到着がギリギリになり、出発時刻3分前の改札通過だったが、切符は事前にオンラインで購入・郵送で入手していたため、スムースに改札を突破できた。但し海外特有のプラットフォームと車両のステップの段差が大きく、しかも荷物が重く多いので乗せるのが大変だった。

southwest train

旅の荷物は78日に対応するため、大型スーツケース1つ、中型スーツケース1つ、肩掛けのボストンバッグ的なものが2つ、リュックサック1つ、イブニング用の衣装の入ったガーメントバッグの5つと大掛かりになった。クルーズはドレスアップが必要なので、服も靴も必要になるうえ、ビーチサンダルとジム用のランニングシューズを含めると結構場所を取る。また子供の紙オムツ8日分がかさばるため、荷物が増えてしまう。ちなみに乗船にあたりラゲッジ制限は重量に関しては23kg/個だが、個数については制限が特に設けられていない。

列車は緑豊かな田園地帯を抜け、始発駅から9駅先のサザンプトンに到着した。

southampton

14:30 サザンプトン港

タクシーで6ユーロ、ものの5分でサザンプトン港メイフラワーターミナルに到着。道中、どでかい船が壁のようにそそり立つ姿が見えてくる。

aurora

ターミナルに到着するやいなや、チェックイン用の荷物はスタッフがタクシーまで来て預かってくれる。したがって出発ロビーには手荷物だけで入ることが出来る。これはとても楽だ。

入り口で渡された番号札でグルーピングされ、その順番で出国手続きのカウンターに呼び出される。チェックインを済ませると、乗船カードが。磁気カードになっていて、部屋の鍵になっている他、これが船内のお財布代わり、登録したクレジットカードに後日チャージされる仕組み。

セキュリティチェックを通り、いざ乗船。

security_check

16:30オーロラ号乗船

オーロラ号のロビーのある中央入口から入ると、笑顔のスタッフに迎えられる。スタッフはインド系や東南アジア系の方が殆ど。船内ロビーははこんな感じ。写真の背後の壁には滝が流れ、階段の上の通路にはショップが並んでいる。

lobby

部屋はシングルのツイン。扉を開けると”Welcome”風船がお出迎えしてくれて娘は大喜び。部屋は狭いが、冷蔵庫、チェスト、デスクなど設備はきちんと揃っており居心地は悪く無い。基本的に船内の施設で時間を過ごすので、部屋は寝られれば十分。ベッドは子供用に落下防止ガードもちゃんと設置してくれた。また、3人目用に天井の折りたたみ式ベッドがあり、夕食中に引き出してベッドメイキングをしてくれた。

room

17:30サザンプトン出港

部屋の外に出ると、最後尾の甲板には出港パーティが。大音量のスピーカーから音楽がなり、汽笛とともにサザンプトンを出航する。

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船はその巨大な図体の割に軽快に海を疾走する。みるみるうちにサザンプトンの港が小さくなっていく。今日明日は移動日の為、ずっと海上、船はまずヨーロッパ大陸側に東進し、ドーバー海峡を抜けて北海へと進んでいくのだ。

deck

2日目につづく