パリでカメラ盗られた その1/2

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最近旅行に行く度に災いが起こる。お祓いしたい。。。

このネタのシリーズも3本めを数え(一本目二本目)、どこまで不幸の連鎖がつづくのかこちらもヒヤヒヤしている。

さて、4月の下旬、日本からはるばるロンドンに遊びに来た父を連れ、パリ12日の弾丸旅行に連れて行った。

70歳中盤に差し掛かった父は海外旅行をろくにしたことがなく、今回のロンドン訪問が初ヨーロッパ、たった2週間のロンドン滞在だが、折角なのでロンドンの地味な街並ではなく、パリの壮麗な景色を見せてあげたかったのだ。

とにかく時間がないので2日間でエッフェル塔からルーブル美術館、モンマルトルなどめぼしい観光スポットは全部回るという、まるで学生のような力技仕様の旅程を組む。

一日目はロンドンからは朝8時のユーロスターに乗り、12時前にはパリへ到着。そこからエッフェル塔へ、最上階からの帰りのエレベーターが激混みだったために全て階段で地上まで降り、凱旋門に登り、シャンゼリゼを下ってコンコルド広場まで約2km歩き、地下鉄でアルマ橋まで向かい、そこからセーヌ川クルーズを楽しみ、最後にオスマン通りのホテルに到着すること既に午後8時。

この間、昼飯は時間を惜しみエッフェル塔の下でパニーニを買って歩きながら食べただけ、オシャレカフェなどで休むなど言語道断。ひたすら目的地まで進め進めとばかり、まさに地獄の行軍を果たした我々父子はもうクタクタ。70過ぎの親父は足の皮が剥けたのに加え、凱旋門の螺旋階段で完全に足腰に来てこれ以降長い階段が登れなくなってしまった。

インパール作戦並のドSな行軍の後だが、ディナーは二人共ジャケットをきちっと着こなし、レストラン(セーズオスマン)でブルゴーニュの赤を傾けフレンチを楽しんだことだけは付け加えておく。

つづく