駐車違反切符切られた

parking-suspension

やられた。駐禁切符切られて、なんと£65の罰金が。日本円にして約12,000円。い、痛い・・・。

ロンドンでは、幅広く路上駐車が認められている。歴史的街並が残るロンドン都心では、車庫など無い住宅も多く、自治体からParking Parmitを取得することで路上を車庫代わりに出来る。ゾーンが割り当てられるので、そのゾーン内のみ停められる仕組みだ。一方一時的な駐停車については、許可されたエリアについて誰でも有料で停めることができるのだが、パーキングメーターが個別に付いているわけではなく、最寄りの支払機、もしくは電話かネットで支払をすることで停めることが出来る。

別に上記の基本ルールを破ったわけではない。自分は交通ルールを順守する善良な市民であったはずが、今回は、いつも停めている場所でやられた。

曲者なのが”Parking Suspension(駐車一時不可)”のサイン。道路工事などで封鎖されてしまうのだ。よく見ていないと、警告がはられていることを見逃したり、他の車が休止時間ぎりぎりまで普通に停めてたりするので、うっかり周りの車にハメられる。トラップとしか言いようが無い。とにかくこれを見たら近寄らないことが賢明。

parking-sign
上がZoningによる駐車許可サイン、下が一時駐車不可期間のサイン

 

いつもの如く、子供をコミュニティーセンターで遊ばせて帰ってきてみたらワイパーに変な紙が挟まっていた。恐る恐る見ると、罰金£130で、2週間以内に払えば半額の£65にしてあげるという内容。£130て結構重いんだけど。恐ろしい国だ。

parking-ticket

明日から粗食で埋め合わせだ。はぁ。

親子クッキング:スコーンを焼く

cooking

ハムステッド・コミュニティーセンターの子供教室、木曜日のプログラムは親子クッキング。イギリスならではの焼き菓子を作ることが出来る。

今回のメニューはイギリスを代表するお菓子、スコーン。下がレシピ。

scorn-recipe

レシピは極めてざっくりしている。バターで小麦粉を練って、レーズンを入れて形を整え、オーブンで焼くだけ。公民館にもオーブンが設置されているので、簡単に焼き菓子が出来る。うちの子はちょっと興味を引くほどの歳になっていないので、小麦粉が手にくっつくだけで気持ち悪がって手を洗いに行こうとする。結局自分がほとんど作ることに。でも型抜きだけは粘土遊びと同じだから楽しそうにやっていた。

scorn

出来上がりの見た目はまるでクッキー。良い香りに期待を膨らませながら一口かじってみると、味が無くて超粉っぽい。ハッキリ言って不味い。砂糖がはいってないから当たり前か。これにジャムやクロテッド・クリームを付けて食べるのが本場の食べ方だろうが、こんなゴワゴワした食べ物、そこまでして食べる価値があるのだろうか。

簡単なので皆さんもお試しあれ。

ロンドンの保育園事情

kids

子供が21ヶ月目になるので、そろそろナーサリースクール(保育園)に入れたいと思うこの頃。渡英するまでは昨年の4月から都内の保育園に通っていて、先生やお友達と一緒に規則正しい生活をすることで子供なりに楽しんでいたし、社会性やマナーも徐々に身に着けるようになっていたと思う。

ロンドンに来てからは基本的に私が一日中面倒をみている。平日午前中は地元のコミュニティセンターの子供向けの集まりに顔を出したりしているが、昔みたいに決まったお友達や先生との交流は無いのでかわいそう。更には、保育園に通わせることで私自身も少し子どもと距離を置く時間が平日日中にできれば主夫以外の違う活動にチャレンジできるかなと思っている。ということで最近ナーサリースクールを調べているのだがなかなか難しい。

とりあえず訪問した近所のナーサリーの価格表が以下。
IMG_53883歳以下の全日がWeeklyで£440!  日本円(£1=¥170)に換算すれば約75,000円。4週で約30万円。勿論訪問したところが近所で一番高級なナーサリーだったので仕方がないのだが、たとえ一月20万円でも普通の赴任家族には不可能な数字。それでも週5日でのフルタイムでの希望者が多く、ウェイトリスト行きだそう。

但し上の表にあるように、イギリスのナーサリーではフルタイムは勿論、午前午後や週のうち何日だけ登園する、のように細かく設定できるので、費用は調節できる。ただし、それでもたった週一日全日通わせるだけで£114.82*4=£459.3=¥78,078も月々かかる。。。

日本はフルタイムでの登園が当たり前であるのと、日本では公営の保育園があり、地方自治体からの補助があるため安価でサービスが受けられるのとは大きく違っている。

ただ、共働きの家族が多いのはイギリスも変わらないわけで、なんでこんなに高いのか、そして細かく登園のスケジュールを細かく決められる必要があるのか、不思議に感じているのだが、恐らく1. ナニーの存在と2. フレキシブルな仕事スタイルの社会的容認の2つがあるのではと思う。

ナニー(シッター)が広く利用されている

街を歩いていても、フィリピン人などのナニーが1,2人の白人の乳幼児を連れて歩いているのを見かけるし、児童館のような子供向けの施設に親ではなくナニーが連れて行って遊ばせているのもよく見る。費用をシェアできるし、仲良い遊び相手もできるので、ナニーを複数家庭でシェアして2,3人まとめて面倒を見てもらうことも多いようだ。こうやって、保育園費用よりも安いオプションを利用することで全体の育児費用をやりくりしているのかもしれない。安価な労働力を利用できるのは英語という言語だからこそだと思う。日本でこれをやろうとしても、日本語が出来る人材がいないだろうし、いても費用がかかってしまう。

フレキシブルな仕事スタイルが社会的に認められていること

こちらの子育て共働き家庭の仕事の仕方は、夫婦のどちらかがフレキシブルな時間帯で働いて子供の面倒を見ること。こちらで出会ったカナダ人夫妻は、奥さんが以前は大手化粧品メーカーで働いていたが、子育てを機に週に数日だけ働ける小さい化粧品会社に転職し、仕事の日だけは子供を保育園に通わせたり、ナニーを使って子供の面倒を見てもらっている。また別に出会ったイギリス人・日本人夫妻はイギリス人の旦那さんのほうが午後4時に仕事を終わらせて保育園に子供を迎えに行くスタイルをとっている。これは、まだ昭和の価値観を引きずっており、定時で帰るのもほぼ不可能な文化の日本では考えられないことだ。

娘のナーサリー探しについてはもう少しいろいろ見て回って考えようと思う。

ロンドンのフラワーマーケット

昨日はロンドンは気温が最高15度。先週雪がふったことが嘘のよう。こちらに在住の英国人・日本人夫妻とそのお子様ご家族にお誘いいただき、一緒にコロンビアロード・フラワーマーケットへ。

場所はイーストロンドン。最寄りはUndergroundならBethnal Green、OvergroundならCambridge Heathあたりになる。このあたりはベンガル語の看板が目立ち、建物にはスプレーの落書きがちらほら。若干ゲットー感が漂っており自分の住んでいる北部とちょっと雰囲気が違う。ご夫妻のお話によるとここは10−20年前まではバングラデシュ人の多く集まる貧しいエリアだったらしいが、その後アート系の人たちが住み着くようになり、オシャレなカフェやお店が立ち並び始め雰囲気が変わってきたという。

数分歩いて到着してみるとなんと楽しげな光景!細い路地の両側数十メートル程に露店が立ち並び、切り花や鉢植えの花や観葉植物が売られている。旅行者だったら生花なんて買う意味がないから、マーケットで花を買うなんてまさにローカル気分!

flower-market

primrose

IMG_4720

売っているのはそれこそ白百合のような可憐な少女かと思いきや、下町情緒溢れるコックニー訛りのおっさん達。何を言っているのか超聞き取りにくいが、オッサンがダミ声で威勢がよい。まるアメ横のようだ。

flower-shop

露店の両側には雑貨やセレクトショップやカフェなどが並んでいてオシャレ。

shops-on-columbia-road

子連れTipsとしては、週末はものすごく路地が混みあうのでベビーカーでの訪問は避けたい。抱っこひものほうがゆっくり買い物が出来ると思う。また、近くにVictoria & Albert Museum of Childhoodというおもちゃの博物館があるので一緒に立ち寄られると良いかと思う。展示だけではなく、子供向けに紙芝居のような語り聞かせもやっている他、子どもと気軽に昼食がとれるカフェテリアも併設されている。

V&A-museum-childhood

買ったのはチューリップ。花のある暮らし、潤いますな。ルルルンルン♪

tulip

場所はコチラ。

 

話し相手はオンライン英会話

london-street

話し相手がいない。

毎日スーパーのレジのおばちゃんに”No, I don’t need a bag.”とか”Thank you.”程度しか口にしない。娘は最近少しずつ言葉を話し始め、「あけて!」とか「抱っこ」とか「ジュース」とか日に日にボキャブラリーを増やしているとはいえ、嬉しくもこれは会話ではない。唯一の話し相手は妻くらい。

このことは渡英前に考えていなかったのだが、着いてみればそりゃそうだなと改めて認識した。とは言えイギリスに来てろくに英語も使わないようではしょうがない。したがって未だ渡英前から利用しているオンライン英会話を継続している。

フィリピン人とオンライン英会話を英語の本場ロンドンから行う。なんだか奇妙に聞こえるかも知れないが結構いいと個人的には思っている。

英語の勉強という意味では、オンラインでは学習、実際に街で実践というプロセスを踏めるので、日本にいて英語を学ぶより全然効率がよい。街に出て人と話してもそこはコミュニケーションの場。英語を教えてくれるわけではないので、英語脳の切り替えは別途やっておくべきだと思う。

そして主夫なので規則正しく受講できる。私はほぼ毎日夜の9時にSkypeをしている。夜9時は妻が子供を寝かせている時で、ようやく一日の中で私が一人の時間が持てる時間。フィリピンは翌朝の6時、講師のSkypeからはニワトリの「コケコッコー」という声が漏れ聞こえてくる。

そして最後かつ最大のポイント、毎日話し相手が出来ること。正直私自身にとってはこの部分が一番大きい。雑談相手が欲しいのだ。だから私は講師を選ぶときに、30代から50代の女性を頻繁に選ぶ。理由は子育てを経験しており、私が置かれている状況を理解し、共感し。助言をしてくれる可能性が高いからだ。

通常、自分の境遇、つまり私が妻の転勤で海外に来て主夫をしていると伝えるとビックリする。ただ次の言葉が “I admire you”と言ってくれる。照れくさいがありがたい。

そして私が毎日面倒を昼夜観るのはつらいとか、娘を昼寝付かせられなくてしんどいとか、一日中雨で外で遊ばせてあげられないとか、自分が仕事をしていないことに不安を覚えるとか、その他もろもろを赤裸々に吐き出す。

すると、「大丈夫、あまり思いつめずに行きましょう」とか「貴方の今していることは、非常に世の中にとって重要なことですよ。自尊心(self esteem)を失うこと無く、自身を持ってやってください。世の中の男性の殆どはしらないのです。女性がこれだけ大変かつ重要な事をしていることを。」などコメントを貰うことができる。こういった暖かい言葉でどれだけ勇気づけられたか。

だから私はオンライン英会話を続けるのだ。