自動人形とファンキーベースと謎の美女

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ジャミロクワイが帰ってきた。先日、彼らのホームページで謎のティーザーPVと世界ツアーのアナウンスが流れたなと思った後、新アルバム”Automaton”の3月末の発売が発表された。

イギリスのメディアでは昨年秋にリリースされるらしい噂が流れていたが、待てども待てども全く出る気配がないのでガセネタかと思っていたら、半年遅れでの発売となったようだ。

そしてすでにアルバムと同名の新曲”Automaton”がシングル・カットされている。

頭の超サイヤ人的メカニズムがサイバーパンクでカッコイイ。ただしダフト・パンクを思わせるエレクトリックな音はクールだが個人的にはちょっと不安はのこる。このお方、確たる情報は英語メディアも日本語メディアにも見当たらないのだが、10年前位から高音、およびファルセットが出せなくなったっぽい。ライブでは初期の曲をあまりやらないし、やっても高い声が出てないし、その後のアルバムは打ち込みが増え、スティービー・ワンダーぽかったソウルフルな歌い方も減った気がする。新曲もソウル感はなし。全部がこれだとちょっと熱くなれないかもな。

ところでYoutubeで新曲のPVを流し、そのまま放置していたら、自分が好き系なファンクチューン、”Time wont wait”が流れ出した。画面を見るとアマチュアの人がソロでベースをコピーしている動画だった。

ファンキーなベースさばきは当然素晴らしいのだが、この方、とにかく超美人。いつの間にかベースより美貌に目が行ってしまう。

他にもレッチリ、TOTO、マイケル・ジャクソンなどなどカバーしている。力強いスラップと不釣り合いな美人のコントラストがたまらなくクール。音と映像の共演とはこういうことを言うのだろう、夏場に収録されたと思わしきものはかなり露出が多く、ベースの指さばきより胸元にいやでも視点が行ってしまう。

いろいろ調べていくと、バルセロナ在住のMarta Altheaという方らしい。どうやらジェイ・ケイも彼女の動画を見て彼女に連絡を入れたらしい。そりゃ興味湧くよな。

フルタイム勤務になってからの家事について 後編

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私がフルタイムで仕事をするようになり、日本にいた時と同じ完全共働きとなった。

これまで平日は私がフリーランスの仕事の合間に日々の家事、および火曜日は仕事をセずフルタイムで子供の面倒を見ていた。

しかしこれからは子供を全日ナーサリーに通わせる一方、家事育児のやり方についても新たなやり方が必要になった。行った改革は3つ。1. 平日の炊事の省力化、2. 夫婦間でのタスクの再配分、および3. タスクの外部化を行うことにした。

3.タスクの外部化

毎日の夕飯を作り置き惣菜を中心にすること、娘のナーサリーへの送迎を夫婦で分担すること、そして最後に夫婦双方の負担を減らす為のタスクを自分たちがやらなくても済むように外部化の工夫を進めていくことにした。

掃除を楽に

まずは機械化されていない最後の基本家事、部屋の掃除をルンバに任せることにした。

上記写真は先月日本へ一時帰国した際に入手したルンバ960。航空会社のマイレージが10万マイル近く残っていたのだが、マイルの失効が始まりつつあったので、全て使って交換。

海外にいると中々マイレージを使う機会が少ない。なぜならロンドン発欧州各都市のLCCRYAN AIR, easyjet, Vuelingなどかなり充実しているので特典航空券で日付の不自由を我慢してまで飛ぶメリットが少ないのだ。

勿論日本で入手したので日本市場向けのルンバなのだが、充電ベースユニットの対応電圧は240VでもOK、写真の通りプラグの形状を変換だけしてあげれば一応大丈夫なようだ。外出先から遠隔操作するスマホアプリもイギリスのApp StoreからDL、そして設定も出来た。(勿論メーカーは推奨していないので真似する方は自己責任でお願いします)

これに加え、ハウスクリーニングはTask Rabbit等の家事アウトソーシングサービスを活用し、専門家に時々やってもらうというのも躊躇なく検討したいと思っている。

子供のお迎えをなんとかしたい

そして次は私が担当している子供のナーサリーへの迎えのタスクの外部化。これは基本的に職場からは5時帰宅という許可は頂いているものの、今後外出や長引く会議などで5時に上がれないケースも出てくるかもしれない。

幸い、ロンドンと東京は8−9時間(サマータイムで1時間前後する)の時差があり、ロンドンの夕方は東京の早朝の為テレカンは入りにくいのが救いなのだが、それでも現地での業務で夕刻の時間が必要になることはありうる。そのために、ナーサリーへピックアップ、家で食事を食べさせ、お風呂を入れ、場合によっては寝付かせるところまでやってもらえるナニー(シッター)を確保したいところ。

勿論毎日ではなく、目的の一つは週に1日とか定期的に残業できる日を作ること、もう一つは突発的なトラブル、出張などで対応をしていただく不定期な対応を想定すること。

そして迎えとは別に恐ろしいのが病児保育が必要になるケース。つい1週間前、子供がインフルエンザに罹り、39.5度の熱が2日間続いた。不幸にも私の出社初日を5日後に控えてのことで、つきっきりの看病でなんとか4日間で回復させることが出来たが、今後はどうしたらよいやら不安でいっぱいである。

これらに対してはまだ完全なる策が講じられていないのが現実。以前から時々お世話になっている日本人ナニーの方に来月辺りから定期的な対応についてはお世話いただけそうな感じなのだが、いざ緊急となると非常に難易度が高い。こちらはある程度夫婦も職場のご理解を得て、トラブル時は早目にどちらかがバックアップに入るということしか今のところ無い。今後は日本人など国籍で絞らず、ロンドンに多いフィリピン系の方も含め、いざという時の頼れる人リストを作る必要がありそうだ。病児保育についても対応できる場所を確保しておく必要もある。

私は入社した翌週から海外出張が発生、慌ただしくなってきた。まさに待ったなしの対応が求められている。

フルタイム勤務になってからの家事について 中編

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私がフルタイムで仕事をするようになり、日本にいた時と同じ完全共働きとなった。

これまで平日は私がフリーランスの仕事の合間に日々の家事、および火曜日は仕事をセずフルタイムで子供の面倒を見ていた。

しかしこれからは子供を全日ナーサリーに通わせる一方、家事育児のやり方についても新たなやり方が必要になった。行った改革は3つ。1. 平日の炊事の省力化、2. 夫婦間でのタスクの再配分、および3. タスクの外部化を行うことにした。

2.夫婦間でのタスクの再配分

本件に関しては子供のナーサリーへの送り迎えに尽きる。これまでは送迎全てを私が担当していたが、これからは妻が朝の送り、私が夕方の迎えという分担に変えた。これは丁度渡英前の夫婦分担の逆。当時妻は時短勤務だったので朝は私、夕方は妻の分担だった。

私は子供のピックアップの為に基本5時には会社をでなくてはならない。これを達成するにはかなり職場、および上司の理解があってこそ出来うることなので、仕事なんていつでもどこでも出来るからと、こんなワガママを許してくれる今の上司に本当に感謝してもしきれない。

ところでこちらで就職活動をしていた時、ある日系企業の面接に呼ばれたことがある。業務時間が平日9:00-17:30とジョブ・ディスクリプションに書いてあるにも関わらず、面接で「営業業務なので残業は常にある前提です、しかも週末も仕事になることもあります、承知しておいてください」と面食らったことがある。

しかもこちらに対しては、面接が進んでから何々曜日は残業できないなど条件を出さないでください、あるならば今のうちに全て出しなさい、と言われた。どこまで日本のカルチャーを引きずっているのか、目が点になった。跡から条件出してるのはどちらだよ、相当薄給なのに。もちろん面接終了後すぐさまお断りをさせて頂いた。

閑話休題。

イギリス、つまり西洋という環境だからこそ、このような家族中心での時間マネジメントを許容してもらっているが、それだけでもまだ共働き環境を実現するのは難しい。職場と自宅の距離が時間で30分程度という近さであることが大きな助けになっている。

現在のナーサリーが6時にしまってしまい、こちらは基本的に日本の様な延長保育が無いために、親がピックアップ出来なければ、新たにナニー(ベビーシッター)を雇って、我が家の車で迎えに行ってもらい、夕食の支度もある程度してもらうという流れになってしまう所だった。

一方妻の負担は増えた。妻は9時の出社に間に合うよう、朝8時の開園丁度に車でナーサリーに娘を送ったらトンボ返りで自宅に車を戻し、そこから徒歩で駅へ向かう。こちらは日本と違い、地下鉄といっても常に時間通り運行しているとは限らず、遅延などのトラブルが付き物だ、というか常にあると想定していたほうが良いくらい。そういう意味で妻の朝は時間との戦いになってしまった。

また、妻の職場の理解を得て、なるべく妻も可能な場合は自宅勤務などフレキシブルな働き方をさせて頂き、家族全体の負担を減らす努力を行ってもらっている。通勤時間が無いだけで、家事に振り分けられる時間が増えるだけでなく、仕事についても一人作業については集中力が上がったりと、効率が上がるのは言うまでもない。

つづく

フルタイム勤務になってからの家事について 前編

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私がフルタイムで仕事をするようになり、日本にいた時と同じ完全共働きとなった。

これまで平日は私がフリーランスの仕事の合間に日々の家事、および火曜日は仕事をセずフルタイムで子供の面倒を見ていた。ある意味仕事を家事育児に合わせて仕事量の調節を図っていたのだ。

しかしこれからは仕事の時間が固定となる。子供を全日ナーサリーに通わせる一方、家事育児のやり方についても新たなやり方が必要になった。行った改革は3つ。1. 平日の炊事の省力化、2. 夫婦間でのタスクの再配分、および3. タスクの外部化を行うことにした。

1. 平日の炊事の省力化:作り置き惣菜へ注力

正直、これまで私自身は作り置き惣菜というものに全く興味がなかった。煮物やおひたし、食べるのもイマイチ気分が盛り上がらない一方、作るのも億劫だ。

なんで食欲のない時に料理をしなくてはならないのか。子供が寝静まった夜中まで、折角自分の時間として使えるのに料理などしたくない、という気持ちが強かった。だが今回復職にあたり、子供のナーサリーの迎えは引き続き自分のタスクとしているため、平日にのんびり料理をする時間など無いことは明らかだ。

午後5時に会社を出て、すぐさま地下鉄に乗り込み、駅から急いで家まで戻って車に乗り込み、ナーサリーの閉まる午後6時までに迎えに行く必要がある。

8時台の娘の就寝を目指すと、ここから食事の支度をして7時までには娘の夕食を完了させたい。やはり作り置き惣菜+焼き魚などメイン一品+味噌汁という組み合わせで行くのが楽だ。

そこで意を決し、平日は料理を作るのはほぼ止め、週末にガッツリ惣菜を作ることにした。ホウレン草やブロッコリーは茹でて冷凍、イギリスには小松菜が無いのでチンゲン菜と油揚げで煮びたし、インゲンは茹でて胡麻ドレッシングとすり胡麻で胡麻和え、卵は茹でてタレに浸し味玉子、こちらでも抜群に安い鶏胸肉は下味をつけボイルして鶏ハムに。

しんと静まり返った午前1時、邪魔もないから粛々と料理ができあがる。出来たら冷ましてタッパーにどんどん詰め、冷蔵庫へ。結構効率よく出来るのでなんだか面白い。お惣菜づくりってやってみるもんだ。

普段は子供を待たせ、一人でテレビやタブレットで遊ばせている間に追い立てられるように作っているので心の余裕なんて全くないのだから。

作ったメニュー、かつ家族にウケが良かったメニューはレシピサイトのページをブックマークしてフォルダに集め、次回調理時にもすぐ取り出せるようにしておくことにした。

この生活にシフトしてよかったのは、食事がヘルシーになったこと。インゲンの胡麻和えやひじきの煮物など、常に4種類くらいの野菜中心の惣菜が食卓に上るようになった。特に娘は食べないのでは、なぜなら日中ナーサリーではパスタやミートボール、チキンナゲットを食べてるし、と心配たのだが、結構食べてくれた。うちの娘は若干重量オーバー気味だし、これは良い。

すっかり作り置き料理にハマった私は、来週の惣菜をどうするか、この週末の献立に向け、さっそくネットと料理本を研究し始めている。

つづく

主夫のその先へ

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渡英してはや1年が経過。ロンドンで2回めの新年を迎えることになった。そして本年早々自分に大きな変化が訪れた。

今月から自分は現地企業に就職することになったのだ。

渡英前からこちらで就職することは悲願であった。妻のロンドン赴任がきっかけで、会社を辞めて自分も海を渡ったわけだが、家事育児を頑張る一方で、一人の男として家族と一緒に生活を続けるためには、自分のキャリアを継続ことが重要だと考えていた。なおかつ自分の矜持として、ただ妻の転勤についてきた人間ではない、ということを示したい気持ちもあった。

これから我が家の英国生活第二章、新たな挑戦が始まる。東京にいたときと同じように夫婦共にフルタイムで勤務になる。

1年かけてやっと確立した家族全員のライフスタイルを変えていかなければならない。しかもその変化によって、再び家族全員の負担も大きくっていくことは確かだ。

何はともあれ、子供をどうするかが心配だ。ナーサリーにフルタイムで預けることがはじめの一歩。その上でナーサリーの送迎の役割分担を夫婦間でどうするか、娘が病気の時はどうするのか、夫婦とも残業になったらどうするのか。互いが出張になったらどうするのか。今まで以上にタイトなスケジュールの中、夕飯の容易をどうするか。

少し考えただけでもいろいろな問題点が浮かび上がってくる。

それを一つ一つ解決していくのも、海外生活の面白さの一つとして考えていく他ない。

そしてもはや、自分は主夫と呼べる存在なのかどうかも微妙になる。しかしそんなことはどうでもいい。役割が変わるわけではない。引き続き家庭を支えるために家事育児はコミットしていく。家庭の仕事、育児は負担比率が各家庭によって変わるとは言え、夫婦どちらも責任を持たなくてはならないこと。「主」という文字はナンセンス。

主夫のその先へ。とにかく前に向かって進むのみ。