ナーサリー初日

本格的にナーサリー(保育園)探しをして1ヶ月、2月の最終日の今日、ついにナーサリー登園日となった。

もうすぐ2歳になる娘は言葉を急速に覚え始め、キラキラ星を歌うなど成長著しい。そんな伸び盛りの中父と子で四六時中一緒にいても絶対教育上良くない気がしてならない。

駐在の奥様方は毎日日本人同士で集まって子供同士を遊ばせたりすることで、保育園なしで過ごされることも多いようだが、自分は男なのでまずそういったママ友の輪に入るのが苦手。むしろ子供には現地の子と思い切り遊んで欲しい。

これまで10件以上のナーサリー見学を妻と分担して探した結果。車で5分の距離のナーサリーを見つけた。プライベートの為カムデン区のコミュニティーナーサリーより若干高く、2歳児以上、週2日、8時から18時で約£550(88,000円)する。(コミュニティは£510程度)。

妻の会社からも3歳児以下の子供の保育費用は出ないので、100%自己負担となり、きつい出費であるが、子供が保育士の先生の元、集団生活を送り、社会性を身につけたり、いろいろな歌やおゆうぎや自然に触れることで感受性を豊かにしてくれるのは親としても非常に嬉しい。

先週に入学許可レターをもらい、今週末は入園準備に追われた。これから娘に訪れる新しい出会いや体験を創造するだけで、まるで自分が学校に行くようにウキウキしてしまった。

 

admission-letter

登園に際し、持ち物は以下、名前を入れる必要あり。
・着替え2着
・オムツ1日4−5枚分
・お尻用クリーム
・beaker
・flannel
・歯ブラシと歯磨き粉
・日焼け止め

ここでイギリス英語に戸惑う我ら両親。ビーカー?フランネル?保育園で実物を見せてもらい、何のことか確認させてもらった。ビーカーは子供用のコップのことで、フランネルとはタオル生地のことらしい。バスタオルとかは必要なくて、一辺15cmくらいの正方形のハンドタオルでOKとのこと。シーツやらバスタオルやら靴下やらあれこれ用意していた日本の保育園とは違って少ない。

そして入園1週間はSetting-in Sessions(慣らし保育)となり、パートタイム通園でも毎日出席する必要がある。

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日本にいた時、2週間くらいかけて慣らし保育をしていたのと対照的で、1周間でさっさと親離れをさせてしまうところが面白い。短期間で何とかする保育士のプロ根性がなせる技なのか、どうせ独り立ちしなくてはならないのだから2週間も要らないという合理性の結果なのか。

そして初日当日。Day1は10時から12時までで、親が教室の中でつきっきりという日。まだ22ヶ月の娘は一番下のクラスに入る。生徒数は16人。保育士は4人。うちの娘にアサインされた保育士(Key Worker)さんにご挨拶。

しかしながらいつもはおもちゃがいっぱいある保育園に行くと一目散に遊び始める娘も、何か今回は異変を感じたのだろうか、妙に私にまとわりつき、情緒不安定になっている。さすがに3ヶ月以上保育園生活が中断していたので、親と離れることに危機感を感じたのだろうと思う。さっそくおやつタイムが始まったのにもかかわらず、席にもつかず食べようともしない。

オムツ替えをしてもらったら更にギャン泣き。

担当保育士さんに娘の最近のお気に入りの遊びは粘土であることを伝えると、早速粘土をだしてくれて娘もゴキゲン。延べ棒で平らにしたり、ハート型やリンゴ型やバナナ型の型抜きをしたり、あそんでもらってようやく落ち着きを取り戻した。

nurseryその後、園庭でクラスメイトと滑り台などの遊具で遊びまわり、最後のご挨拶は先生にむかって投げキッス。初日にしてはすっかり自分のペースが作れたようだ。

期待以上に滑り出しは順調。明日からまた楽しみ。
そして自分の時間が作れるようになった私自身はこれからどうするか。