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    Categories: Galleryイギリス国内外の旅

子連れウェールズの旅 その1

ウェールズといってどのような印象を持つだろうか。イギリス皇太子の称号であるプリンス・オブ・ウェールズ、イギリスの一地方、スコットランドは有名だけどあまり聞かないマイナーな場所。

そんなところではないだろうか。

しかしながら、かなり素晴らしい場所だったので、是非機会があれば子連れ家族旅行の目的地の一つに加えていただきたいと思う。

イングランドって退屈

特にロンドンから車に乗っていろいろ旅をしてみるとほどなく判るのだが、イングランドはとにかく見渡す限り平坦な丘。羊が放し飼いに鳴っているか、じゃがいも畑や雑木林あるばかりで、遠くに山が見えたり、鬱蒼とした大森林があったり、大河が横たわっていたりするわけではない。まさにテレタビーズの背景と同じ。

日本から引っ越して最初のうちは、それはそれで日本と違うのどかな景色に異国情緒を感じる。しかし、程なく別の国、例えばフランスやイタリアやスペインに旅して、それらのダイナミックな景色を脳裏に焼き付けてからイングランドに戻ると、あまりの金太郎飴的な景色に退屈を感じてしまうのだ。

フィレンツェ、街と背景の山がダイナミックな景観を生んでいる。
イングランドの道路風景、地平線まで丘が続く。(Photo:wikipedia)

そうだ、ウェールズに行こう

ウェールズは明らかにイングランドとは違う景色、そして文化がある。特に北ウェールズはイングランドの影響が少なく、よりウェールズらしさが残っていると言われる。確かに距離はある。朝8時にロンドンを出ても、車でノンストップ行って4時間半、途中の休憩などを考えれば5,6時間を見ておかなくてはならない。

北ウェールズの古城たち

中世の雰囲気たっぷり、コンウィ城(Conwy Castle)

13世紀にイングランド王エドワード1世が築いたウェールズ征服の拠点。重厚な石造りの砦は軍事拠点として機能していたことを偲ばせる。いにしえの兵士たちの息遣いがきこえてきそうである。 城の塔から見下ろす港の景色も雄大。

今も英国王室の儀式で使われるカーナヴォン城(Caenerfon Castle)

  こちらもエドワード1世によって築城されたもの。但し、ウェールズを平定してから建設されたため、攻略拠点としてのコンウィ城よりも王城としての優雅さを漂わせている。また、上記の歴史に因み、現在でもこの城でプリンス・オブ・ウェールズ、つまり英国皇太子の叙位式典が執り行われる。 この日は城内で中世の武術のデモンストレーションが行われていた。

その2へ続く

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