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家庭医登録

現在、妻の赴任でロンドンに来ているため、病気・怪我の際は妻の会社における赴任者用の保険制度を利用して治療を受けることになる。その場合、日本人の運営するプライベートの医療機関に訪れ、精算も給与で調整されるため、キャッシュレスで簡単に医療サービスを利用できる。

一方、ここイギリスでは、NHSという国民健康保険制度があり、その制度下にある医療機関では少額の自己負担で医療サービスを受けることが出来る。イギリス人だけでなく、自分たちのような在留外国人にも適用される。

ちなみにこの制度によってイギリスの一人あたり医療費負担額は日本と同程度になっている。

By © ZH8000 / Wikimedia Commons

ところでNHSの医療サービスを受けるには、GP登録というものが必要。GPGeneral Practionerの略で、家庭医・町医者のこと。イギリスでは日本のように大きな病院に最初から訪問は出来ない。従って居住地域の近所のGPに患者登録をし、何か具合が悪くなったらまずはそこで診察を受け、結果を元に病院を紹介してもらうというプロセスが必要。このGP登録がないと事が起きた時にいろいろ面倒が起きて、100%自己負担診療になってしまう恐れもあるとか。

イギリス旅行中や緊急事態の場合にはどこの医者にかかるかわからないので、今回近所のお医者さんにGP登録を行った。

WebページよりDLした6ページ程度の書類に既往歴や家族歴など記入していくのだが、信仰する宗教についての質問があるのはイギリスっぽい。民族のるつぼのロンドン、輸血が出来ない宗教などもあるので確認しているのだろう。子供の予防接種履歴については、英文のレターを日本の小児科で作成してもらったので、そのコピーを添付。診察のアポイントは必要なのかわからないので電話で確認すると、単に書類を出すだけで良いという。

家族3人分をまとめて、昼寝から起きてきた娘をベビーカーに乗せ、散歩がてら提出しに。受付で書類の確認を提出。受付のお姉さんに不備を確認してもらい特に問題がないので受領いただき終了。

非常に簡単に終わってしまった。在留証明など身分証すら見せなかったけどこれでいいのだろうか。

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