Brexitを目の当たりにして

brexsit news

図らずも、歴史的瞬間に英国にいてしまったわけだが、まあ驚いた。

先週から雨がちで、昨日の土砂降りからうって変わって青空が広がるロンドン。皮肉にもEC残留是非の国民投票が終わり、目下の問題も行方がクリアになった。

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イギリス人の友人も「こんなアホな結果になるなんて。。UKは終わった」と落胆の色は隠せない。これに引き続いて起こりうるスコットランドの独立も「まあそうなるでしょ、全然違う国だし」ともはや淡々である。

これから欧州連合リスボン条約50条をに基づき、英国政府はECへ脱退を申し入れ、実際脱退するまでのプロセスが2年はかかると言われている。勿論脱退を申し入れてしまったら後戻りは全加盟国の同意が無いと無理なようだが、とはいえそれまでに国民の頭が冷めて違った展開を見せるのではないかという楽観的な見方をする英国人もいる。

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ロンドン以外のイングランドはほぼ全部脱退が優勢だったことも考えると、この国のあり方が相当歪んでいたんだろうなと思う。金融関係者が億単位の年収をもらってポルシェを乗り回し、普通の会社の平社員で年収3〜400万円、管理職でも年収5〜600万円程度の暮らしぶりしか出来ないこの国。地方や貧しい人にとってはEC脱退によって失うものすらあまりないのだろう。

芝花粉症になった

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最近になって花粉症の症状がひどい。常時ではなく、特定の場所に来ると発生するのだ。日本では花粉症でなかったのに全く困った話だ。

鼻水とのどの痛み、分かる人にはわかると思うが、あのメロンを食べた時に起きるイガイガの感覚。

その特定の場所とは公園。森や雑木林ではなく、芝生が広がる街中の整備された公園。例えばプリムローズヒルやリージェンツ・パーク、チェルシー王立病院の敷地で行われたチェルシー・フラワーショーに行ったりすると激しいアレルギーが出た。

chelsea flower show

どうやらこれは芝花粉症といって、こちらではメジャーな花粉症とのこと。芝生から発生する何かがアレルギー源になっている模様。
折角芝生の緑が美しい季節なのに子供を遊ばせるのが億劫になる。

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しかたがないので、鼻に関してはこちらの点鼻薬を購入。
しかし、鼻は良くても喉は治らない。

最近は芝生のないところ、とにかくロンドン中心部にいくだけで鼻の調子が悪い。
自分の住んでいるハムステッドも公園があるのに、本当に不思議だ。

ラウンドアバウトでぐ~るぐる

By Andy F - Own work, CC BY 3.0
By Andy F – Own work, CC BY 3.0

日本人にとってイギリスで車を運転するのは楽だ。イギリスは世界的なマイノリティである右ハンドル左側通行の総本山。但し日本とは大きく違う点が一つある。ラウンドアバウトの存在だ。

日本名は環状交差点と呼ぶらしく、最近導入が進められているようだが、イギリスでは狭いロンドンの中心部は別として、街中の生活道路レベルからモーターウェイと呼ばれる自動車専用道路までとにかくラウンドアバウトが多い。

これをマスターしないとイギリスでの生活ができない。基本ルールはただ2つ。
・環状交差点に入る場合はを右から来る車を優先し、進入する。
・環状交差点内では進行方向は左、つまり全ての車は時計回りに回る。

日本ではまず見かけないこの交差点、最初はとても緊張する。

入るときの緊張感

ラウンドアバウトの手前で停止、右からくる車がいなくなるのを見計らって入るのだが、交通量が多い時は一瞬のスキをみてエイヤっ!と突入しなくてはならない。最初はタイミングが掴めず、いつまでたっても輪の中に入れない。そのうち後続からクラクションを鳴らされ更に焦る。

どの出口で脱出(左折)するのかわからなくなる

輪の中でグルグルすると途端に方角がわからなくなり、どの放射道路へ出ればいいかわからなくなる。東西南北4方向のオーソドックスな交差点であれば、わかりやすいのだが、五叉路以上になると訳がわからなくなる。あれ今の出口が2番めだっけ?3番めだっけ?なんて言っているうちに違う道に出てしまったりする。

いざ脱出したくても出られなくなる

2車線以上の環状道路の場合、侵入後すぐに脱出する場合は輪の外側、それ以外の出口は内側を走り、必要に応じて外側の車線に移って外に抜ける。但し沢山車が環状道路にいる場合は、車線変更が出来ずおろおろしているうちに出口をミスって通りすぎてしまう。その場合2週目のグルグルに突入、ハンドルを握りながら、輪を走るハムスターになったような気がしてやるせなく、情けない気持ちになる。

恐怖Max! マジックラウンドアバウト

最初の戸惑いも今やいい思い出、一か月も車を走らせればすっかり慣れる。しかし、先日Swindonという街を通った時、史上最強のラウンドアバウトに遭遇した。

KONICA MINOLTA DIGITAL CAMERA
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なんと、一つのラウンドアバウトに小ラウンドアバウトが5つ!このような複合ランドアバウトはマジックランドアバウトと呼ばれ、ここSwindonのものはイギリス屈指の難易度と恐怖感が味わえる。

私はこのマジックランドアバウトにたまたま通りすがってしまったので、その恐怖たるや、本当に半端無かった。

広大な広場は、あちらこちらで車がくるくるとまるで舞踏会、小ランドアバウトはそれぞれ時計回りだが、中心の大きなランドアバウトは反時計回りに回っている。どこに向かっているのか頭のなかは大混乱。そもそもどうしたら右端の道から左端の道へ抜けられるというのだ。前知識がなければ正直攻略できない。

 

swindon magic roundabout
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写真には収めなかったが、マイカーのナビの地図が一瞬で方向を判断出来ないほど複雑怪奇な模様になっていた、結局、進入後左から2つ目の出口に行くはずだったのだが、堪らずすぐ左隣の出口から逃げ出して、他のルートで目的地に向かった。マジックランドアバウト体験はその一回きり。今振り返ればもう少し遊んでみれば良かった。残念。

運転席からの眺めは下の動画をどうぞ。

渡英半年経過後の生活展望

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八重桜の花びらがまるで絨毯のよう

渡英して半年が経過した。

ここロンドンで、地縁なく、人脈もなく、しかも子育てのリードをとらなくてはならない、この3つの制約のなかで、自分がどれだけ主体的に未来を切り開けるのだろうか。当初からの自問である。

少しずつではあるが、上記の答えが見えてきそうな予感がしている。

最近はロンドンで活躍される日本人経営者の方々にお会いする機会が増えている。

お会いする経営者は皆数々の苦労を乗り越えながら、十数年間このロンドンで力強く生きていきたかたばかりだ。そのような方々から、主夫として渡英した私や家族への理解と応援だけでなく、仕事面の支援までいただいている。

自分はこの異国の地では社会的ステイタスも収入額など守るものなどなにもない。全部日本に捨ててきてしまった。大切なのは子供の健やかな成長だけ。もはやゼロベースから再度人生・生活を構築するようなものだ。

立場や状況は違えど、経営者の方々もそのようなゼロベースの人間にかつての自分を重ねあわせ、手を差し伸べてくれているのかも知れない。

海外に来なければありえなかった素晴らしい出会い。ご縁を大切にしつつもっと駆け足で進まねば!

ロンドン水道料金削減の必須テク

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ロンドンの上下水道料金だが、水道会社(Thames Water)からの請求金額が結構高い。年間の請求がまとめて来るのだが、その額なんと546.8ポンド(87,500)!月換算で46ポンドもかかる。

これには理由がある。こちらの水道料金の計算方法は2種類あって、ひとつ目はメーターを設置し、従量課金にする方法。これは日本と同じ。ふたつ目はメーターを設置しないかしていない場合、家のサイズと居住エリアからその家庭のChargeable Valueが自動的に決定され、そのレートに基づいた固定額が請求される方法。

現状、引っ越してきたばかりの我が家は水道会社が勝手に設定したレートで請求されているのだ。

一応、請求明細の中に、実際額による従量課金を望む場合はthameswater.co.uk/watermeterでメーター設置をリクエストせよと書いてある。

いくら物価の高いロンドンでもこの値段はないでしょと、水道会社への不信感がMaxになった我が家はメーターを設置調査を早速申し込んだ。

数日後、水道会社の調査員が我が家にやって来た。調査員は部屋のメーターボックス、水回りの設備を一通り確認、そしてベッドルームの数と居住人数を確認。その場でメーター設置可否については結果を教えてくれた。

結論として、うちにはメーターを付けることが出来ないから、結局Chargeable Valueによる請求になってしまうとのこと。ただし、今回の訪問査定に基づき、年間341ポンドに下がるとのこと。なんと削減効果は4割近く!

元のレートは一体何なんだと思うほどのボッタクリ。恐らく戸建住宅も含めての平均値でもとっているのではないか。もしくはどの家庭でも逆ザヤが起こらないほど高いレートを設定しているとしか思えない。

ここまで下がると、メーターをつけると更に安くなるのではと勘ぐってしまうが、日本人は風呂に入る回数も多いから、固定のほうがいいかもしれない。

ロンドン在住の皆様はもちろん、これから渡英する方も水道メーターの導入は速攻行うことを忘れずに。