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子連れドバイの旅 その1

かれこれ2ヶ月前の話だが、4月のイースター休暇にドバイへ家族旅行をした。

イギリスの保育園は4月の半ばはイースターに合わせ、まるまる一週間休みになってしまうので共働き家庭としては完全に仕事ができなくなってしまう。従って多くの家族は日本のGWよろしく旅行や行楽に向かうのが常である。

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ロンドンからドバイまでは約6時間。日本から6時間はバンコクあたりと考えると、ヨーロッパと中東は近いんだなと感じる。

パームジュメイラに宿泊

ドバイは立地条件によってホテルの値段がピンキリで、どこに宿泊するかとても悩んだ。ビーチのリゾートは非常に高く一泊5万円から100万円なんてザラ。一方都心のホテルなどはグレードが高くてもビーチの1/3-1/2程度で比較的まともな価格。2日だけ宿泊することを前提に、ビーチ沿いのソフィテル・パームにした。

地図で示すと、ヤシの木型の人工島、パームジュメイラの先端の若干右側。後述するランドマークホテル、アトランティス・ザ・パームの横に位置する。写真では宿泊価格が一泊189ポンドになっているが、普通は最低でも300ポンド(42,000円)以上する。なぜならもうドバイはオフシーズン、プールなんか入ってられない位外が灼熱の世界だから。

気温は4月の中旬で既に40度近い。やけどしそうな位日差しが強い。

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ホテルは落ち着いたオトナな雰囲気。隣のアトランティスがちょっとラスベガスやディズニーランド的なので、自分にとってはこちらのほうがありがたい。

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奥のテントではアラビックコーヒーとデーツ(干しナツメヤシの実)が振る舞われている。アラブの伝統的な客人へのもてなしである。
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部屋は予算の関係上オーシャンビューではなく、お隣の浄水場?が見えるビューだけれども、開放的なバスルームが良い感じ。バルコニーもソファー付きで広くて快適だった。

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細い敷地に建てられているので、プールの裏手がすぐビーチ。遠くに見える摩天楼とビーチ、この組み合わせがSF的で面白い。
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ご覧の通り、砂塵に覆われ、空がかすんでいる。海もくっきりとした青ではない。全てが砂にまみれている。これがドバイの景色。グアムやハワイと比べるべくもない。ホテルのマネージャーに、「日本人がとても少ないので是非お友達にも紹介ください。」と言われたのだが、カネと時間をかけてやって来たら砂塵にまみれたビーチではちょっと難しいだろう。日本から近くてきれいなビーチはたくさんあるし。night-beach夜になると、砂漠気候なのでかなり涼しくなる。遠くの街の夜景がきれいで幻想的。

お隣のアクアベンチャー・ウォーターパークへ

翌日は隣のホテル、アトランティス・ザ・パームの敷地内にある、アクアベンチャー・ウォーターパークという巨大なプール施設に向かった。朝から大行列である。

事前にチケットをオンラインで買っておくのが賢明。買ったとしても場内で装着するリストバンドと引き換えるのに20分位並ぶ。ちなみに入場券は大人ひとり260UAEディルハム(約8,000円)である。さらに場内でバスタオルをレンタルしたりすると1枚2,000円位するので、家族が多いとゾッとするほど金がかかる。そもそもドバイは感覚的にイギリスからでも1.2〜1.5倍くらい物価が高い気がするので、日本から行ったら1.5倍〜2倍くらい旅行中にお金がかかるイメージでいたほうがいい。金さえあれば何でも解決できるが、家族旅行には結構しんどい場所である。

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中はさすがに楽しい。サメの泳ぐ水槽の真ん中をウォータースライドのチューブが通っていたりと豪華絢爛。とても広いので、我々家族は敷地の半分くらいしか回ることができなかった。water-slide

是非大人と小学生以上の子供なら試して頂きたいのが、このウォータースライド。9階建てと同じ高さから滑り落ちる、というかほぼ滑り台に沿って落下しているとしか思えないスリルを楽しめる。

 

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source: tripadvisor

 

30分並んだのに15秒で滑り終えてしまう切なさもGood。割りと女性の挑戦者が多かった。

クールダウンには水族館がおすすめ

チケットには、併設の水族館の入場料も含まれている。

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うちは子供がまだ小さく、炎天下の水遊びはさすがに長時間持たないため、残念ながら早目に切り上げて、水族館の方へ移動。規模はそれほど大きくないが、内装や展示方法に工夫がこらされており、結構楽しかった。fish

帰りが問題。大混雑、大行列。

この施設、物価のことはさておき、夕方、帰りがめちゃくちゃ混雑することが最大のネックかもしれない。

map-of-atlantisこの地形、恐らく都市計画上は最低のプランナのではないか。外側のの3/4円周の部分はたった一本の地下トンネル(Atlantisの左横のくにゃっと曲がった細い線)で幹の部分につながっている。つまり、夕方になると、両サイドから大量の車が一点に集まるために、大渋滞が起こる。言われなきゃ気づかないが、考えれば納得である。アホだこれ考えた奴。責任者どこだ。que-for-taxi

アトランティスホテルの前はタクシー待ちの大行列。しかもタクシーが敷地から出られない。海岸線の道が絶望的に混んでるからだ。炎天下のタクシー待ちで30分以上、乗車してもホテルの敷地から出るだけで15分。たかが1キロ程度しか離れていない我々のホテルまで、タクシーで30分近くかかってしまった。

実は上の写真の右側の建物はモノレールの駅なのだが、誰も使わない。これも計画がずさんで、陸地側の終点は他の鉄道と接続していないという全く使えない仕様なのだ。

つづく

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